ダメなら高校受験、は妥当な選択なのか?

併願校選びをやっていても、どうしてもピンとこない。6年間もこの環境で良いのか、と疑問に思われる方もおられるでしょう。

その場合、ダメなら高校受験にしよう、というアイデアが出てきます。

これは結構反対する塾の先生は多い。

「せっかく受験勉強したのだから、次は大学受験で良いのではないですか?」

という話になりますが、まあ、全部落とすのも何だし、と思っているのは確かです。

ただ、高校で入れる学校も結構ある。その代表的なのが早慶でしょう。

早稲田も慶應もそれなりに高校での入学枠がある。(ただし、男子の場合に限ります。女子はなかなか厳しい。これは中学でも同じですが・・・。)

だから高校で受けよう、というのは、当然アリです。

しかも、大学附属はその後7年間いられるので、メリットがあるでしょう。

しかし・・・。

大学受験校だとすれば、むしろ併願校に進むべきだと思います。というのも、例えば開成に合格したとして、すぐに受験勉強がまたスタートしており、中学からの子に追いつくのも、また大変になる。実際にそれがいやで開成ではなく、日比谷を選ぶ子もいるぐらいです。

だったら、最初から中学で受験校に進み、次の大学受験の準備をした方が良さそうですね。

ということで、ダメなら高校受験、は、大学附属校を選ぶのであれば妥当な選択と言えます。


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医学部進学で結果を出すのが躍進の近道

中堅校から上位校へ上がっていくためには、やはり医学部進学で結果を出すことが必要になります。

医学部をめざす家庭はまあ、それなりに覚悟もできているが、しかし、中学入試の上位校の入試に失敗することはあるわけです。

したがって、まずそういう子どもたちを集めるノウハウが必要になる。

それがやはり医学部コースという考え方、でしょう。その学校の定員すべてをそうするのではなく、一部をそれに充てる。

その代わり勉強させて、それなりに結果を出せないといけない。

ここがうまくいくと、次第にそのコースの人数を増やすことで、偏差値は上がっていくということになるのですが、まあ、わかっていてもそう簡単ではないことも事実。

逆に医学部進学で失敗すると、上位の学校であっても下がってくることは良くあることなのです。


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できない問題をピックアップする

基本的に、できない問題をできるようにする、というのが一番大事です。

塾で習った問題、試験で解いた問題、の中から何が出来なかったのか、をはっきりさせて、それをもう一度やり直す、ということがまずできていないといけない。

しかし、これは結構面倒な作業で、塾も手をかけたくない。

だから、同じように繰り返させるのです。

でも、ということはできる問題も繰り返しているわけで、そこがムダといえはムダ。

だからできない問題が相変わらずできない、ということは起こりうるわけです。

親が手伝って効果があるのは、実はこのデータを整理することです。

フリーダムの場合は、○×のデータがサーバーに記録されているので、そのままできなかった問題はやり直せる。

が、アナログのテキストではなかなか難しい。しかし、お父さん、お母さんがデジタル的に処理できれば比較的簡単にできます。

子どもができなかった問題と解答をスマホで撮って、ワードに貼り付けてしまう。

それだけでドジカードが完成。あとは本人がそれをやれば良いわけですが、しかし、その時間がない子も結構少なくないようです。


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