月別アーカイブ: 2017年3月

重心に関する問題

2017年雙葉中学の問題です。


次の文章を読み,問いに答えなさい。
 ものには重さがあり,その重さの中心の点を重心といいます。重心には,ものの重さがすべてかかると考えることができます。重さは重心からまっすぐ下向きにかかり,その延長線上の1点でものを支えることで,バランスをとることができます。このことを使って,a重心の位置を探すことができます。厚さと材質が,どこでも同じ円形の薄い板を考えてみましょう。この板を1点で支えるには,円の中心でバランスがとれることが想像できると思います(図1)。また,太さと材質がどこでも同じ棒では,棒を横にしたとき,長さの真ん中に重心があり,棒の真ん中を指で支えるとバランスをとることができます(図2)。しかし,真ん中からずれたところでは指で支えることができません。

20170325t001

 次に,重心からまっすぐ下向きにのばした線上からずれた点で支えようとした場合,どうなるか考えてみましょう。
図2の棒を中心から左にずれた点で支えようとすると,棒は( b )まわりに回転し,バランスをくずします。
これは,てこのように考えると,手で支えている点が支点となり,重心に棒全体の重さが力としてかかり,回転すると説明できます。
 これを利用したおもちゃに,「おきあがりこぼし」があります。おきあがりこぼしは,机の上でまっすぐ立っているときには,重心の真下が机と触れていて,その点で支えているので動きません。しかし,少しでも倒すと,机と触れている点がずれて回転し,おきあがります。

問1. 下線部aを参考に,図1の板を右図のような星形にくりぬいた板の重心は,どこになるか,作図をして求め,解答用紙の図に●で示しなさい。求めるために使った線などは消さないこと。板の厚みは考えなくてよい。

20170325t002

問2  文中の (b)にあてはまる言葉として適切なものを選び,番号で答えなさい。
① 時計     ② 反時計

問3 図2の棒が,1m、500gであるとき,中心から10cm左側を支え,重さを考えなくてよい軽いひものついた200gのおもりを使ってバランスをとるためには,どうしたらよいですか。文で説明しなさい。

問4 左右に最大に倒してもおきあがる下の断面図のようなおきあがりこぼしの重心は,どこにあればよいでしょうか。解答用紙の図の●のうち,あてはまるものすべてを○でかこみなさい。動かずに立っているときには点Aが,左に倒したときには点Bが,右に倒したときには点Cが机と触れている点となっています。
201703125t003

【解説と解答】
問1 星型では、線対称に折り返す軸の交点に重心があります。
(答え)
20170325t004

問2 指が左側にずれれば、時計回りに回転します。
(答え)①

問3 中心から左側に10cmのところに支点を作れば、時計回りが500×10の回転力を持つので、それを200gで支える位置は、5000÷200=25cmですから、40-25=15cmで左側から15cmのところにおもりをぶら下げます。
(答え)棒の左端から15cmのところにおもりを下げる。

問4
中心の下2つに重心があれば起き上がることができます。
(答え)20170325t005


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下の子

子どもの数が減少して、1家庭あたりの子どもの数も少ない。ひとり、とかふたり、というのが多いでしょう。

だから昔に比べて圧倒的に、親の手がかかっている。たくさんの大人が面倒を見ている。

さらに・・・。

下の子は上の子が手を出すところもあるので、さらに面倒を見られるケースが多いのです。

で、人にやってもらうことが多くなれば、自分でやることは少なくなる。これは真理です。

だから、いろいろなことを自分でできない。なぜ、できないのか?やらなくて済むからです。

しかしできる力がないわけではない。なので、なるべくいろいろなことを子どもにやらせた方が良いでしょう。

その生活体験がやがて勉強に活きてくることもありますから。


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第264回 選抜を重ねるシステム

■ 毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。

■ 当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。

■ しかしその選抜に漏れるとどうなるか?まあ、それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。しかも疲弊しているとわかっていても、まだ続けないといけないとつい考えてしまう。でも、それで本当に子どもたちの力が付いていくのか、疑問が残ります。

■ 確かに選抜を重ねて上位に残れば、合格する可能性は高くなるでしょう。しかし、そうでない場合、違う方法を考えないと逆転は望めない。逆転どころか、子どもたちが思考停止に陥らないように気をつけてください。


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