月別アーカイブ: 2015年9月

予定通り終わらないことを苦にしない

受験する学校も大方決まり、今は過去問や暗記を精力的に進めている子どもたちが多いでしょう。しかし、実際に計画を立ててみても、その通りにいかないことが多いのではないでしょうか。

もうすでに何日遅れている、という場合もあるかもしれません。

しかし、日程通りに終わらなければいけない、というものでもない。実際にすべての学校の過去問が終わらなかった、としてもそれも大きな問題ではないのです。実際に予定を組んで見れば、それを終わらせることに目が行きがちですが、大事なことは「力をつける」こと。

つまりすべての予定がこなせなくても、つくべき力が付いていれば問題はないのです。

一番いけないな、と思うのは、終わらせることに力が入って「わかる」「覚える」といった基本的な目標が置き去りにされること。

いろいろな問題がわからずに次に行っても何の進歩もないのです。これはどうやって解くのか。これはなぜ答えがこうなるのか。そういうことを考え、納得するから力になるし、それには時間がかかるのが普通です。

だから終わらせることに重きを置かないようにしてください。

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見直す力

試験中、良く見直しをしなさい、と子どもたちに話をしていました。

しかし、見直しをする、というのは具体的にどういうことなのか、ピンと来ていない子どもたちもいます。

見直しをする、というのはひとつにはその場でやっていることをもう一度確認する。式は間違っていないか、計算は間違っていないか。

もうひとつは問題を見直す。一度問題を読んでいるわけですが、それが正確に読み取れていない場合もある。使っていない条件があるかもしれない。気がついていない条件があるかもしれない。そういうのを見直す、という意意味があるわけです。

しかしながら、そのひとつひとつの精度は子どもによって非常に違いがある。

まったく見直しになっていない、という子が少なくありません。したがって後から確認すると、ここが違う、あそこが違う、ということになる。

なぜこれが見つからないの?と思うことも度々ですが、子どもたちは「間違っている」とはあまり思わないらしい。「合っているはずだ」と思って書いているから、見直しても間違っているものを見つけられない。

こういう傾向がある子どもたちにいくら「見直しをしなさい」と言ってもあまり効果がない。

まず心構えとして「自分は違っているかもしれない」という前提を持たせることです。ただやり過ぎると自信を失わせる原因になるので、程度の問題はありますが・・・。

しかし、見直しがざるだと、時間がもったいない。そういうところを模擬試験で練習していくことが大事です。

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第205回 PISA型への対応

◾️ ここのところ知識の問題ばかりではなく、PISA型のような思考力を問う問題を出題したい、みたいな説明をよく聞きます。特に理科、社会の先生はこれを考えてることが多いと思うのですが、その典型が資料問題です。

◾️ 特に多いのは統計資料を読み取る問題。統計資料というと、現代の資料を考えがちですが、最近多いのは過去の統計。例えば明治時代の貿易統計から何が読み取れるのか。歴史の知識を合わせて考えると、いろいろな考えが浮かんできます。

◾️ その基本となるのが、統計の見方。グラフや表を読み取るなんて、それほど難しいことではないと思いがちですが、結構、みんなちゃんと読んでいない。やはり面倒なことに思えるようです。

◾️ 理科でもA欄とB欄の数値の差を出せば、簡単に比較できるような問題ができていなかったりする。で、そういう問題はやはり一回まとめてやってみることが大事です。そういうときに便利なのが電話帳。

◾️ 今年各校で出題された問題を網羅しているわけですが、それをかたっぱしから見て行って統計が出ている問題だけひろってやってみる。このかたっぱしからひろう、という作業自体がすでに資料を読み取る問題になっているところがあって、さらにそこから自分が不得意だと思うような問題をピックアップして練習すると、さらに効果があります。

◾️ ちょっとまとめた時間を作って、ぜひやってみてください。PISA型の対応、はそれでかなりできるようになります。

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