月別アーカイブ: 2015年2月

良く出るものをまずやる

志望校が決まると、出題傾向がはっきりします。

例えば算数は難しい問題が数少なく出るタイプなのか、標準的な問題がたくさん出るタイプなのか、というような違いがあるわけで、そうなるとそれに合わせた勉強をまずやる、ということが大事です。

もしかすると違う問題が出るかもしれない、と考えるかもしれませんが、基本的に学校はそんなにコロコロ出題傾向は変えない。

その傾向に合わせて準備をしてきてもらっているし、実際に自分の学校の教育に合わせるためには具体的にできてほしいことを問題にはっきり表している学校もあるので、その通りにまず対策を始めることが一番なのです。

問題は、結局そこまでレベルが達すことがなかったので、他の学校に変えるという場合ですが、それでも最初の志望校の出題傾向に合わせて勉強することでコアはできているわけだから、全てがムダになる、ということはありません。

むしろまずこれをやる、ということが絞れるのがメリットです。

あれもできなきゃ、これもできなきゃ、よりはまず「この学校の入試傾向なら対応できる」という風にしていく方が効率的ですから、ぜひ志望校を早めに決めていきましょう。

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第175回 ついていけてないと感じたときは

■ 子どもが塾のペースについていけてない、と感じることがあるかもしれません。成績もそんなに良くないし、本人はがんばっているつもりでも、はたから見ているとそうでもない。このままでいいのかしら?

■ 塾の先生に相談すれば、一応、いろいろな手段が与えられる場合があるでしょうが、「でも、そんな時間どこにあるの?」と思うぐらい毎日追われている、という状況もあり得るものです。

■ 塾に行っていれば何とかしてもらえるだろう、と思っていたのが、そうでもない、と感じられたらやはりそこは手を打つ必要があると思った方がよいでしょう。塾はシステムで動いているわけで、そのシステムについていけなければ単純に合わなかった、というだけであって、子どもの能力が低い、と決めてかかってはいけないのです。

■ 実際にいろいろな勉強の仕方があるもので、問題は子どもに合った勉強とは何なのかを、もっと突き詰めて考えてみる必要がある、ということです。例えば実績があがっている塾であったとしても、そこでの成績がふるわなければやはり合格しない可能性の方が高いのだ、ということを考えないといけない。

■ 子どもたちは慣れた塾にいることの方が楽ではあるから、なかなか変えたがりませんが、しかし、こういうものは結果が出でナンボのところはあるので、今のうちに良く考えてみた方が良いでしょう。遅くなればなるほど、手は打ちずらくなるものです。

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容積の問題

2015年麻布中学の問題です。


たて40cm、よこ30cm、高さあcmの直方体の形をした水そうがあり、図のように仕切りで区切られています。この仕切りの両側に図のような水道A、Bがあり、両方からそれぞれ毎秒18 $$\frac{3}{4}$$ mLの割合で水を入れていきます。

水を入れ始めてから5分36秒後にAから入った方の水の高さとBから入った方の水の高さとが等しくなり、水を入れ始めてから7分28秒後にはA側とB側が同時にいっぱいになりました。このとき、以下の問いに答えなさい。ただし、図は正確とは限りません。また、仕切りの厚さは考えないものとします。

(1)あは何cmですか。
(2)いは何cmですか。
(3)うは何cmですか。


【解説と解答】
(1) 7分28秒=448秒で満水になったのですから、
18 $$\frac{3}{4}$$×448×2=16800 が容積になります。
16800÷(30×40)=14
(答え)14cm

(2)5分36秒=336秒より
18 $$\frac{3}{4}$$×336×2=12600
12600÷1200=10.5cmが同じ高さになったときの高さです。
全体の高さは14cmですから、残り14-10.5=3.5cmのA側とB側の容積が等しく、また高さ10.5cmまでのA側の容積とB側の容積が等しくなります。
10.5cmの高さがA側の凸部分でなければ2度同じ高さにはならないので、高さ10.5cmはA側からの凸部分中にあります。
A側の凸部の底面積をA、B側の底面積をBとすると、この高さは8cmで、AとBの底面積の比が1:5である部分の合計の高さは14-8=6cmなので、
A×8+1×6=B×8+5×6
A×8=B×8+24
A=B+3 A+B=6よりA:B=4.5:1.5
したがっていの長さは
30÷6×4.5-5=22.5-5=17.5cm
(答え)17.5cm

(3)
全体の底面積を6とすればうの高さまではAが1、Bが5
次に10.5cmまでで同じ容積の水になるので、A側の容積は6×10.5÷2=31.5
うを越えるとAが4.5、Bが1.5になるので、4.5が10.5cmあれば
4.5×10.5=47.25
47.25-31.5=15.75
15.75÷(4.5-1)=4.5cmがうの高さになります。
(答え)4.5cm

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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