月別アーカイブ: 2014年6月

空回りを止める

塾についていけない、という場合、塾を続けていたらもっとついていけなくなります。

塾はあるカリキュラムで運営されているわけだから、そのカリキュラムが終わるまで、あるペースで続いていきます。だから、それが終わるまでは追いつけないし、その間にもっとわからないことが増えて、時間ばかりが使われてしまう可能性がある。

でも塾をやめるのは不安かもしれません。しかし、ここはいったんやめてしまうべきだと思います。塾をやめるのであって、中学受験そのものはやめません。

塾のペースはここのところ早くなってきて5年生の終わりで一応受験範囲はすべて終わる、ということになっていますから、かなりの勢いで飛ばしているのは事実。自分のペースがつかめないまま、その猛烈なペースで勉強したら、それはできなくなる可能性が高くなり、しかも自信を失ってしまうから、やる気もでなくなる。

そこでその流れを止めるのです。

世の中には個別指導もあれば、通信教育もあるし、受験専門のテキストもあります。これらを使って、まずどこでわからなくなったのかを明確にすることです。どこからか、わからなくなったところがあるから、その上にちゃんと勉強が積み重ならなくなっただけなので、そこに戻れば充分にまた取り戻せます。

例えばこの夏休み終わりまで、いったん塾はやめて、取り戻すことに時間を費やせばいいのです。塾は先にいくでしょうが、別に先にいったところで、入試までに力を蓄えられればいいわけであって、塾のペースに合わないと合格しないわけではありません。

そして、このストップは早ければ早いほど効果がある。例えば6年生の秋ごろ、充分にできるようになっていればまた塾に復帰してもいいし、そのとき模擬試験で良い点数が取れれば塾からお誘いの電話がかかってくるでしょう。

大事なことは無理してペースをあげてしまい、空回りの時間を長くしないこと、です。一度ストップして、できないところから再スタートしましょう。

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やり切るくせ

もともとが無理な計画なら、やり切ることは難しいでしょう。

しかし、ある程度がんばればできることならば、やはりやり切らせることが大事だと思うのです。

これは何も勉強に限ったことではない。家の手伝いでも習い事でも、全部同じです。

ただし、ちょっとがんばれば・・・というところのさじ加減はある程度考えておかないといけない。

子どもたちが夏休みの計画を立ててくると、まずは大変理想的な、(そして多分実現不可能であろう)計画を立ててきます。

「こりゃあ、ちょっと無理なんじゃない?」というと「いえ、大丈夫です」という返事。

「じゃあ、最初の1週間やったらもってきて。」

ということで最初の1週間が終ると案の定、終わってない。そこで

「ここまではできるはずだからね。」といくつかやらないことにして、その代わり

「これは絶対にやらなきゃだめ。もうカットはないよ。」

と言い渡しました。

で、それでも本人にとっては大変だと思っていたのですが、何とかがんばった。で、がんばってみると、できるという気持ちが強くなってきて、どんどん勉強をやるようになっていきました。

だから、まずはやり切るように仕向ける。そして、それを高く評価してあげることです。

そうすると、本人の自信につながる。とにかく、やり切るくせをつけると効果は出てくるでしょう。

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第141回 うまくいかないことをどう乗り越えるか

■ 中学受験はここのところ平均すると3年ぐらいの準備期間になっているので、かなり子どもたちは消耗します。その3年の間、すべて順調にことが運ぶことはまずないでしょう。成績が悪くなることもあるし、本人が勉強しないこともあるだろう。うまく塾に馴染めないとか、いろいろ問題は起こってきます。

■ で、問題はそれをどう乗り越えるか、ということになってくるわけです。問題は解決されるべく提示されるわけだから、その解決策を具体的に考えて実行していかないといけない。良く「そこは根性で」みたいな話になるが、具体的な方法論がないのにただ「歯をくいしばって」もあまり意味がない。

■ 問題は一気に解決しないものです。少しずつ、糸口が見えてきて、次第に子どもにやる気や自信がでてくるように仕向けられてくれば、ひとつ山を越えてくれるわけですが、また次の山がやってくることもある。

■ でもその間に親子でいろいろな話をし、具体的な解決策を見つけられてくると、今度は子ども自身が自分で答えを見つけられるようになってくる。これがひとつの成長です。だから、うまくいかないことも成長の大事な材料だとも言えます。

■ 「とにかく気持ちだけは前向きに」と言ったって、具体的に何をやるかを決めなければ前向きになれるわけがない。うまくいかないことを乗り越えるために、いかに具体的な行動に結びつけるか、子どもたちといっしょに考えてあげてください。
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