月別アーカイブ: 2009年9月

ママは「どん、としてらっしゃい!」

    ここのところ、模擬試験が続いていますから、試験結果が気になるところでしょう。
    お母さんは、試験の結果もさることながら、子どもたちの動揺に弱い。
    「あんなに勉強したのに、算数ができていない」
    「こんな問題、間違えるなんて、僕はばかだ」
    みたいな態度をされたり、言動をされたりすると、もうダメ。
    そりゃあ、かわいそうだし、と思うのが親心ではあるのですが。
    しかし、ここでママが動揺してはいけません。
    いったい、これからどのくらいの試験が待ち受けていると思います?模擬試験、入試、そして中学入試のあとにもいろいろな試験はあるのです。
    だから、ママは「どん、としてらっしゃい!」
    子どもが小学生のうちは、試験の結果は安定しません。あがったり、下がったり。この科目が良かったと思ったら、この科目が下がったり。それが普通なのです。
    だから数ポイントの違いに一喜一憂しない。そして子どもの姿にも一喜一憂しない。
    ただ、一生懸命応援してあげてください。
    例えば、試験がうまくいかなかった。僕はもう受験やめようか、なんていう子がいるかもしれません。
    「1回ぐらいの試験で何いってんの!」
    と喝を入れるぐらいでよろしい。もしそれでもぐずぐずしてるなら、塾の先生に電話をして、話してもらってください。
    (そういう子とたくさん話をしているベテランに託せばいいのです。)
    まあ1日も経てば、次に進むでしょう。そうやって強くなるし、そうやって成長するんです。
    一番いけないのは母の動揺。なぜ? 子どもの動揺に、火に油を注ぐ状態になるからです。家族で動揺したりすると、もういけない。しばらくは勉強に手がつかなくなる。
    だから、「しめしめ、試練にぶつかってるぞ、これが伸びるチャンスだぞ」
    とぜひ思っていただきたい。乗り越えていければ、自信ができる。積極性も身につくのです。
    がんばっていきましょう。

第76回 付属へ行くと勉強しない?

    どちらかといえば、中学受験の志望としては受験校を目指すお子さんが多いと思います。
    「自分の進路は自分で挑戦してもらいたい。」
    「ある程度、志向がはっきりした上で大学は決めた方が良い」
    という理由はその通りだと思います。ただ、
    「付属に行くと勉強しないから」
    というのは、少し違うと思います。最近の付属校、よく勉強させているのです。私は慶應進学館をやっていますから、慶應ということに限られると思われるかもしれませんが、そうではありません。
    最近はどの付属校もしっかり勉強をさせている。
    これは当たり前のことだと思うのです。高校でも、大学でも、外から新たな生徒が入ってくることが付属校の場合は多い。したがって、そのタイミングで内部進学者の成績が悪いわけにはいかない。
    なぜなら、新しい学年の授業がやりにくくなるからです。
    これは早稲田慶應に限らず、どこでも同じこと。つまり勉強は「して、当たり前」なのです。
    付属校でも、成績が悪ければ、部活は停止になります。
    また、受験校よりも進級でシビアなところは多い。
    中学の場合、ほとんど進級できないということはないでしょうが、付属校では落第が普通にあります。中1をもう1回やらないといけないという子も出ます。
    だから付属は決して甘くはない。
    ただ、大学受験に向けて「過当な」ものはやらなくて済む部分は当然あります。だから、むしろじっくり進路を考えられたり、部活動に専念できたりするのはひとつの魅力ではないでしょうか?