月別アーカイブ: 2009年5月

第44回 お盆休みだけで大丈夫か?

夏期講習、どの塾でもお盆休みはありますね。

ただ、この1週間だけが自宅で学習できる時間になってしまうと、スケジュールとしてくるしい部分が出てきます。

私は、できれば2週間ぐらい、夏休みに時間がほしいと思っています。ひとつは自分の不得手な部分や、まだわかっていないところを自分で復習する時間。そしてもうひとつは過去問をやる時間です。

過去問は秋も押し迫ってからやる塾もありますが、私は出来る限り早く始めます。まず、子どもにどういう問題がでるのかを意識してもらう必要があるからです。何ができないといけないのか、ということがわかれば勉強の態度は変わります。

例えば、記述の問題を飛ばす子も、「記述が出る」とわかればその練習をやるようになるのです。
過去問になると異様な集中力を発揮する子もいます。これが普通。だから子どもたちのモチベーションを引き出すためにも、そろそろ過去問は意識してやった方がいいのです。

もちろん、この時期スラスラとけるわけがありません。だから、じっくり取り組みたい。こういう問題はどうやって解くのか、実際に解説を読んだり、考えたりしながら体得していく時間が必要なのです。

塾の時間は情報を与えられる時間です。その情報を咀嚼(そしゃく)し、自分の力に変えていくためには、自分の机の上でやる勉強が必要です。これがなければなかなか自分の力になりません。

塾だけ行っていれば大丈夫、なんてそんなことは絶対にない。勉強の本質はあくまで自分で考えるという時間を積み重ねることにあります。私が作っているDVDでも同じです。情報として与えられる、だからそれをなぜそうなるのか、自分で考える、納得する時間がいるのです。

その時間を与えず、情報だけ与えていても、子どもに力はつきません。

お盆休みだけで大丈夫ですか?

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塾を変えるべきか?

ここのところ、相談メールの中で多いのが「塾を変えるべきか?」というご相談です。

塾を変えるという動機は当然、今の塾では成績が上がらないのではないか?という疑問があるからです。

1 クラス分けテストで上にあがるわけでもない。クラスはほとんど変わらない。
2 自分の志望校向けの対策が今の塾でははっきりしない。
3 模擬試験のテストが悪く、このままでは志望校に入れそうにない。
4 先生がくるくる変わり、誰に相談していいか、わからない。

など、いくつか理由があるのですが、結局はこの塾でウチの子は、合格できるの?ということだと思います。

まず、大きな塾になると受験する生徒が一定数いますから、教室数が多くなるとボリュームがでます。一方で、数が多くなれば必然的に自然倍率(競争率)に近づいていきます。だからだいたい、その教室でこのクラスにいると、どこどこに入るというような目安はたっていることになるので、そのラインを越えていなければ(少なくともあと少しというところにいなければ)、今のやり方では合格は大変でしょう。

しかもそのラインに半年間やっても到達していないとなると、残りの半年で何か変わるのかといえばそう変わることはないでしょう。

だから流れとしては、
10月に「その志望校では難しいですね」といわれ、
11月に「新たな志望校を考えましょう」になり、
12月に「必ず1校は合格するために、この学校を受けてください」と進んで、まあ、その学校に行くというような感じでしょうか。

ところが塾を変えるのには、エネルギーがいるのです。

もちろん塾の先生は反対するでしょう。
子どもも変えたくありません。
「友達もできたし。先生にもなれたし。」
でも、このことばが現状を語っています。今の状況を変えたくない、というのは、先に進もうとか上に上がろうとかいう意思とは違います。
もし、本当に合格したい子であれば、「良い方法があるなら、そっちに行きたい」と思うでしょう。

もちろん、「今の塾で何とか上にあがりたい」という話をする子もいるでしょうが、すでに半年以上それができていないのだから、まずやり方を変えないといけないのです。

だから、塾を変えると決めるのは子どもではありません。親です。ただ、親はそのエネルギーをかけてでも、塾を変えることができるか?という話になると、結果的にはそうではないケースが多いのです。結局、面倒になってしまうのでしょうね。

ただ塾は学校と違います。塾は合格するために行くところ。だから、合格させてくれそうなところに行くべきです。ところが「合格させてくれそうな」という意味は「自分の子を」ということばがちゃんとついていないといけない。実績があっても、塾生の数が多いだけで、このまま行くと自分の子は入れないということならば、それは考える必要があるのです。ただ、もちろんその内容はしっかり吟味しないといけないでしょう。妙なスパルタ塾に入っても結果はともないません。だいたい授業を見せてくれないところなど論外です。

今、こういうお話をするのは、6年生は特に夏前に残り半年間の戦略をしっかり考えておく必要があるからです。特に大事なのは夏期講習。またべったり40日間通って、何もならなかったら本当にもったいない話になるのです。

お子さんがもし、今の塾で伸びそうにないと思ったら、親が考えなければいけないのが中学受験です。子どもにそこまでの発想はありません。ただ、これにはエネルギーがいります。ただそのエネルギーをかけた分、お子さんの可能性が広がることも間違いないでしょう。

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第43回 テーマ別の学習をどうするか

夏休みの勉強の中で、不得意な範囲やまだよくわかっていない勉強は大事な課題です。もちろんそれが、志望校の傾向に沿っていることも要件ですが、しかしテーマ別の勉強をしようと思うと、結構大変であることがわかります。

多くの塾はセットになっているので、それだけとるということはできません。

したがって
(1)自分でテキストや参考書を勉強する。
(2)家庭教師や個別指導を頼む。
ということがまあ、選択肢になってくるでしょうか。

(1)がまず最初でしょう。自分でわからないとことを、もう一度掘り下げる、これは受験勉強でなくても、今後中学、高校と進んでいく時、できなければいけない問題です。まして進学校になれば、スピードも速い分、途中でよくわからなくなることはたびたびあることです。その参考書や問題集を探す、そして勉強して納得していくということが必要になります。ただ本や問題集だけでは納得できないことも多いので、今テーマ別のDVDを作っているわけなのです。必要なものだけ勉強できればいいのではないでしょうか。

ただ、それがなかなかうまくできないと、(2)の選択肢を頼むことが多くなります。

個別指導も家庭教師も、効果があればいいでしょうが、子どもがなんとなく時間を過ごしてしまった、では意味がありません。だから親がこのテーマをこのレベルまでわかるように教えてほしいとオファーを出さないければなりません。

そういうオファーがないとすれば、(2)は役に立たないでしょう。

ですから、テーマ別の学習が課題になったら、具体的に何を勉強するか、塾の先生に相談したり、具体的な方法を見つけてあげてください。残念ながら、子どもたちはまだ一人でそれを見つけられるほど、成長してはいないので、どうしてもここは保護者の力が必要になります。

模擬試験や月例テストなどで、克服すべき課題が見つかり、それが第一志望の入試傾向に沿うものであれば、具体的に何を勉強するのか、考えて指示してあげてほしいと思います。

そうでないと、短期間でなかなか力がつかないものです。

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