日別アーカイブ: 2008年5月19日

第5回 計画をたてる(3)

さて、計画を立てたら即実行です。ただし、その結果を記録しておく必要があります。というのは、本当に計画通り進んでいるのか確認しながら進んでいかないと、勉強の効果が上がらないからです。私は子どもたちに手帳につけていくように薦めています。私のホームページ(http://www.tanakatakashi.net)には、手帳の見本がありますから、参考にしてみてください。このサイズは少し小さいかもしれないので、参考にしながらノートのサイズに拡大してもらってもかまいません。大事なことは、自分が計画した通り学習が進んでいるのかを確かめていくことです。それ以外にもテストの成績を記録したり、勉強で注意することをまとめておくと、あとで見直して何を変えなければいけないかが明確になるでしょう。
計画は一度作ったらそれでもう大丈夫ということはありません。時期によっては勉強する内容も変わるし、夏休みのようにたくさん時間が使えるときの計画は当然変わるでしょう。したがって時期ややるべき勉強の内容に合わせて計画は常に見直すべきなのです。例えば最初の計画通り、勉強が進んでいないことが多ければ、やはり計画に問題があるのですから、これは修正していかなければならないでしょう。もう少し工夫して勉強する時間を増やさなければならないかもしれません。使える時間は限られていますから、上手に計画を立てながら勉強を進めていってほしいと思います。

来週の学校行事

5月25日日曜日 
文京学院大学女子 説明会

5月27日火曜日
三輪田学園 ミニ説明会

5月28日水曜日 
京華 オープンキャンパス

5月29日木曜日
文京学院大学女子 オープンキャンパス

5月30日金曜日
神奈川学園 学校説明会

5月31日土曜日
湘南白百合学園 オープンスクール
城北 学校説明会
東京女子学園 学校説明会
本郷 オープンキャンパス

日程は変更されることがありますので、必ず事前に各校のホームページでご確認いただくか、各校にお問い合わせください。

第26回 努力の質(2)

入試直前で、ある学校を受ける層を考えると
(1)確実に合格する層
(2)合格が五分五分である層
(3)不合格の可能性が高い層
と分けるすれば一番多いのが(2)の層です。つまり最終的にみんなの力はかなり僅差になってきているわけですね。
ただこの(2)の層が5年生のときの成績はどうであったかといえば、ばらばらなのです。あまり調子が良くなかった子もいれば、落ちてきた子もいるでしょう。しかし、最終的にある学校を目指す段階では、ある層に集約されてきます。

ところがその過程は大きく2つに分けることができます。

すなわち、成績が出る→志望校を決めるという流れか、志望校を決める→成績が出るという流れかということです。

前者であれば、もちろんそういう成績の子が集まってくるわけですから、層がそろうのは当たり前です。ただ、そこまで全員が行ける可能性があったものが、紆余曲折があって、そこに残れたということになるでしょう。

後者の流れで言えば、最初の成績がどうであれ、志望校が決まった段階でその成績を出しに行っているわけですから、スタートがどこであったとしてもそこに残る可能性は高くなります。

つまり努力の質を上げることで、希望通りの受験校になる可能性が前者よりはよほど高くなるということなのです。

ところが現状は、あまりそういうことにはならない。何回かの組み分けテストや模擬試験を経て、だいたいこのくらいの成績だからこの学校にしようという流れが多いようです。でも、それだと全部の範囲をやらないといけないので、効率は非常に悪くなる。だから紆余曲折があって、本来残れる可能性があった子が残れない場合がでてくるのです。

先日、中学受験の難しさというお話をしました。

実は中学受験は上から順に入っているわけではない。もちろん成績上位の方が可能性としては高いが、上位でもかなりの割合が不合格になっているのです。子どものすることだからといってしまえば、それまでですが、でもその成績上位というのは本当に成績上位だったのでしょうか?

つまり、全般的には上位だったとしても、その学校の傾向からすれば上位ではなかったのかもしれないのです。

しかも、ぎりぎりになって志望校が決まった子と、長くその学校を狙った子では当然、モチベーションが違いますから、力の出方も変わっているのです。

当然のことながら、出来ない問題を出来るようにするという努力の質が必要な一方で、後半は志望校に合格していくための努力が必要であり、その質が本当に合格させられるものなのか、保護者がよく検討していなければならないと思います。