月別アーカイブ: 2008年2月

第18回 新4年生

いつから受験準備を始めればいいのか、いろいろと考えがあると思いますが、私は基本的に4年生の後半からでいいと思います。

ただ、4年生の1年間はその助走期間として、自宅でもいいし、塾でもいいから算数と国語の勉強を始めるといいと思うのです。たくさん勉強をする必要はありません。ただ学校以外の勉強をするという意識を育てる必要があります。例えば中学受験のテキストを使って自分で勉強する、計算や漢字の練習をしたり、文章の読解をやってみるというのは受験準備にとって必要なことだと思います。

今年は、新4年生の授業を菊名で何回かすることになり、子どもたちの面倒を見ているのですが、子どもたちに学習習慣をつけるという点にしぼって授業をしています。例えば、復習をどうやってやるのか、文章の音読の練習はどうするのか、漢字の練習はどうするのか、そういうことをひとつひとつ話しながら、「自分からやる習慣をつけるように」していきたいと思っています。

別に塾に行かなければいけないということではなく、学校以外の勉強を自分でするという習慣をつけていくと、実際に4年3学期から受験勉強を4教科で開始するときに大いにプラスになるでしょう。

ただし、4年生の間、あまり成績にはこだわらないことです。ここで消耗戦が始まってしまうと、まだ十分にそれを受け止める力のない子どもたちは自信をなくしてしまいます。この時期の勉強は「おもしろい」とか「どうやって解くんだろう?」というような興味中心の勉強であればよく、勉強を楽しむ姿勢が重要です。お父さん、お母さんがいっしょに勉強してあげるときは、ぜひその点に注意してほしいと思います。

2008年の受験を終えて

今日、午後3時に慶應中等部の二次の発表があり、ほぼ日程が終了しました。今日、補欠の繰り上がりなどの連絡があり、まだいろいろ動いているようですが、それぞれのご家庭でいろいろな思いや経験をされた10日間ではなかったかと思います。

今年は昨年に比べて各校とも受験者数が減少していますが、減少したからといって簡単になるわけでもなく、むしろ僅差の勝負に拍車がかかった印象を受けました。たとえば一番やさしい1日の試験が残念で、3日以降の二次や三次で合格した子供たちも少なくありません。それが当たり前のようにおきます。僅差ですから、問題の相性が良ければ合格するし、そうでなければうまくいかなくなるのです。

ある子はやさしい1日の試験で「やった過去問とちょっと違う」印象で過ぎてしまい、合格できませんでした。
翌2日の難しい二次試験では「やった過去問とぴったり!」という印象で、見事合格しました。

その日に力がうまく出ればよく、そうでなければ残念な結果になる、本当にわずかのことなのです。
でもそのわずかで涙を流した子供たちはたくさんいるでしょう。でも落ちるのもまた大事な経験です。

私は最初の本で
「一番いいのは努力して落ちること、次にいいのは努力して合格すること、その次は努力せずに落ちること、最悪は努力せずに合格すること」
というお話をしました。

一生懸命がんばった、でも自分の力が及ばなかった、そういうことはこの先もあるでしょう。でもそこからまた立ち上がって、次の目標に向けて再スタートを切ることは子供たちにとってはとても大切な経験になると思います。

いずれにしてもお疲れ様でした。