月別アーカイブ: 2007年2月

分数の計算

子どもたちにとって分数は頭の痛い範囲です。

まず概念がわかりにくい。1÷4=1/4として、1/4とは何?となったとき、具体的なイメージがわかない子が多いでしょう。だから分数の計算はルールとして覚えるという二の手で進んでいく子がほとんどと思います。

しかし、この段階でよくわからないということにこだわってしまう子がいます。これは先の話ですが、例えば分数の割り算はなぜ分母と分子をひっくり返してかけるのか?

この意味がイメージとしてとらえられない。だから、なんとなく分数の計算が苦手になってしまう子もいます。

本当はこういうイメージは大事なのです。そのイメージにこだわるから、理解できるということもあるので、ただ「やり方を覚えればいい」という話にはならない。

1/3+1/4= という計算はやりかたを覚えれば確かにできるけれど、この問題の意味しているものは何?

1÷3+1÷4と同じなのだということは、まずつながりません。だから時間がかかる子はかかるのです。

「なんでそんなことにこだわるの、さっさと覚えればいいのよ」
その通りなのですが、やっぱりそこを長い目で見てあげることも必要なのです。

とにかく勉強してほしいと思っているお母さんへ

新学年が始まってから、1週間のスケジュールが変わり、ようやく2週目。しかし、なかなか新学年の勉強が終わらない、やりなさいというけれど、
「わからない」
「まだ習ってない」
「やらなくっていいって先生が言った」
まあ、いろいろな言い訳とともに、こちらの思うとおりに勉強してくれないと悩んでおられるお母さんが多いのではないでしょうか。

そうなんです。そういう子が多いのがあたりまえ。新学年になったからといって、そう簡単にモチベーションができるとは思わない。やらなきゃなと思ってはみても、やっぱり漫画はみたいし、ゲームはやりたい。そして1週間たつと終わっていない勉強ばかり。
「とにかく勉強してほしい」
と思っておられるのではないでしょうか。

特にスタートしたばかりのお子さんはできないことが多い、わからないことが多い、だから進むのが遅いでしょう。こればかりはくせづけしかないのです。帰ってきたらこれだけ勉強するのが当たり前。そのためには他の魅力的なものを排除するしかありません。ゲームも、漫画も。そのために、台所につれてきて勉強させるのがいいのです。

でも下のお子さんがいて、勉強できないのなら。地元の塾を探してみてください。
先日、キッズの4~6年版のお話をしましたが、小さい塾なら自習の対応もしてくれるところが多いのです。あの後何人かの先生と話をしたとき、「あれはうちでもやっているんですよ」と言われた先生がいました。

エルフィーキッズはもちろん、4年生以上であれば学校から帰ってきて勉強できる空間を提供し、また先生が教えてくれる塾があるのです。個別指導だとそれなりにお金がかかりますが、そういう塾をうまく利用すると勉強のくせづけができるでしょう。

とにかく勉強するのが当たり前というくせをつければいいのです。

偏差値30のからくり

偏差値というのは平均からの乖離を表します。偏差値60は平均から標準偏差1つ分上に離れた位置ということです。平均から標準偏差1つ分のプラスマイナス(すなわち偏差40から60)の間に全体の68%がいるということをあらわします。だから偏差値というのは集団の平均点によってずいぶん変わってくるのです。

集団の平均が高ければ、30の持つ意味は変わるのです。

高校受験はほぼ99%の受験率ですが、中学受験は約20%。この集団は高校受験の集団の上位に位置します。したがって中学受験の平均は高校受験の平均からほぼ標準偏差1つ分はちがってくる感覚を持ってください。

すなわち中学受験の偏差値50は高校受験でいえば60~65になる。だから中学受験偏差値30は高校受験で言えば45~50前後になるだけなのです。

数字に惑わされてはいけないというのはそういう意味です。