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親が管理するのは大切だが

子どもが、志望校対策やできなかった問題の復習、模擬試験のやり直しなどを計画して実行するのは確かに大変です。

だから親が管理する、というのは中学受験では当たり前ではあるものの、しかし、そのやり方は注意しないといけない。

親がすべてを決めてしまうと、子どもは「言われたことをやるだけ」になりやすいからです。

最初のうちはそれでも回ります。
しかし、受験が近づくにつれて問題は変わってきます。

本来ならば、志望校の問題を見て、
「この分野は弱いからやり直そう」
「この問題は時間がかかったからもう一度解こう」

と、自分で判断して動ける力が必要になってくる。

ところが、いつも親が指示を出していると、その判断を子どもがしなくなります。

結果として、
親がいないと勉強が進まない。
何をやればよいのか自分で決められない。

そんな状態になりやすいのです。

中学受験で最後に伸びる子は、実はここが違います。

「これをやりなさい」と言われる前に、
「これをやった方がいい」と自分で考えて動く。

だから、勉強量が爆発的に増えるわけではなくても、
やっている内容がどんどん志望校に近づいていく。

親の役割は、全部を管理することではありません。

子どもが自分で考えて動けるように、
少しずつ「任せる範囲」を広げていくことです。

最初は、
「今日はどの問題をやり直す?」
と聞くところからでも良いでしょう。

そして、子どもが選んだ内容を見て、
必要なら少し修正する。

そうやって、勉強の主導権を少しずつ子どもに渡していく。

これがうまくいくと、ある時期から子どもは「勝手に進む子」になります。

親が言わなくても勉強する。
志望校に必要なことを自分で見つける。

実は、この状態に入った子は強い。

受験は最後、
「自分で考えて動ける子」が勝つからです。


オンラインで完結する中学受験 田中貴社中
すべての学校に出題傾向はあるもの

我が子に最適な学習法で挑む受験戦略

小学校6年生の学年といっても、誕生日の差によって体格や成長の進み具合が異なることはよくあります。例えば、4月生まれと3月生まれでは、同じ学年でも身体の大きさや体力に違いが見られることが少なくありません。

ですが、成長のスピードや体力の差があるので、本来は、それぞれに合わせたやり方を考える方が良いのですが、塾や学校の学習スケジュールは多くの場合、均一のペースで進められ、個々の子どもの特性が十分に考慮されていないのが現状です。

実際のところ、すべての生徒が週に5日間通塾し、決められたカリキュラムを同じ時期に終了する必要はありません。子どもそれぞれに適した学習プランがあるはずで、それに合わせて進めることが効果的です。

ここで誤解しやすいのは、「周りと同じペースで進められない=自分の子どもは能力が低い」という考え方です。決してそうではなく、むしろお子さんならではの伸ばし方を見つけて、それを実践することが重要です。

受験の目的は、目標の入試に間に合うこと。ですから、ペースや学習方法が他の子と違っても問題はありません。無理に周囲に合わせようとしてしまうと、かえって子どもの負担やストレスが増え、自己肯定感の低下を招くこともあります。

むしろ、個々の特性を理解し、その子に合ったやり方で受験勉強に取り組むことが、結果的に最善の成果につながります。親としては、お子さんのペースや得意分野を見極め、適切な支援や環境を整えてあげることが求められます。

お子さん自身が自分のスタイルで学び、受験に向けて自信を持って挑戦できるように、柔軟なアプローチを心がけましょう。


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算数はどうすればできるようになるか?

算数にはそれぞれ段階があります。

まず第一段階としては、計算ができることが挙げられます。分数や小数の計算がうまくいかないと、なかなかできるようにはならない。

ここはひとつ基礎力として確立していかないといけない力でしょう。

次に基本問題ができる。

たとえば植木算の考え方、速さの考え方、損益分岐の考え方がわかる。難しい問題は不要で、基本問題ができる、ということが次のステップです。
これは解法として、記憶されていないといけないところがある。例えば等差数列の和の公式は覚えておかないといけないし、流水算で下りの速さと上りの速さの和の半分は静水時の速さ、みたいなこともしっかり覚えられている必要があります。

で、ここまでまずしっかり作る。これが基礎力です。

その上で、次が応用力になるわけですが、これはある意味、問題文を読んで基本手法の組み合わせを考えていくことになります。
これは基本だけでやればできるということではないので、どの手法を組み合わせて解いていくか、じっくり考えないといけない。応用力といわれるものは、それなりに本人が考えないといけない。

しかし、ここでこういう考え方が出てくる。考えてもすぐにわからなければ、解法を読んで理解した方が良い、という考え方。

これはちょっと危険だと思っています。ただわかった気になっているだけで、本当は自分で考え出せていない分、あとから使えない。というのも基本解法の組み合わせだから何通りも出てきてしまうので、まあ、そんなのを覚えること自体がナンセンスと言えます。

だから問題を分析して、何と何をつかって解いていく、みたいなことが自然の流れでできないといけない。別に和の公式をここで使って、みたいな意識はいらない。こうだから、こうなって、と進んでいけば良いだけですが、しかし、これには時間がかかる。

たくさん、できない、からたくさん出されると破綻します。

ここが今の子どもたちの問題。基礎力を積み重ねるまででも大変なのに、そこに応用問題をたくさん積み重ねられてしまうから、どうしようもない、ということになるのです。

だから、基礎をまずしっかりして、あとは志望校の出題傾向にしたがって、応用の枝葉を伸ばせば良い、と考えた方が合理的です。実際に志望校によってはこんな問題は出ない、ということは多々あるわけで、そこをしっかり戦略として組み立てていく方が、力はつきやすくなります。


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