2019年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

受験準備は5年生からで十分間に合う

ここ十年ほどで、受験準備は4年生から、というのが定着してしまった感がありますが、中学受験の準備は4年生の3学期、5年生の学年からで十分間に合います。

では間に合うのになぜ塾は4年から始めているのか。それは早めに生徒を囲い込みたいからです。少子化で子どもの数は減少しており、中学受験生の数もピーク時に比べると相当減少しています。

したがって塾としては早く生徒を入塾させたい。それで、カリキュラムを前倒しし、5年生で一通りのことを終えてしまうようにしてしまったわけです。

で、早く始めればそれだけプラスになるというのなら、それでも良いわけですが、実は弊害の方が多く目につくようになってきた。

つまり、自分で勉強する習慣がつかないまま、組み分けテストで毎月席やクラスが昇降するシステムに組み込まれてしまって、「勉強ができない」とすり込まれてしまっている子どもたちが増えているのです。本当ならそんなに早く始めなくとも、力がつくのに、まだ小さいうちに始めてしまったために、余分な劣等感を持ってしまう。

その結果として、それをリカバーするのに大変な苦労を強いられている家庭が増えているのです。これは余分な苦労。本来ならば、子どもの構えができてから始めれば良いのにそうでないから、親も子も「本当にできない子なのでは」という気持ちに捕らわれてしまっている。これは大変もったいない。

4年生のうちはしっかり計算をしたり、本を読んだり、漢字の練習をしたりして、自分なりに勉強できる習慣をまずつければいいのです。組み分けテストなど無関係で良い。余裕をもってしっかり考えられるようになってから塾に通えばいいのです。

実際5年生から受験勉強を始めた子の方が構えが出来ている分、そんなに苦労せずとも勉強を進められることが多いのです。フリーダム進学教室のカリキュラムは4年3学期から始まりますが、2年間で十分に受験準備は間に合います。

だってもっと受験生が多かった時期に、ほとんどの受験生が5年生から準備を始めて力をつけていたのですから・・・。


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確認を繰り返す

よく、ていねいに解くことが合格のポイントだとお話します。

しかし、ていねいに解く、とは具体的にどういうことだろうか?と思われるかもしれません。

その意味で大事なのは実は「確認」なのです。

例えば問題文を読む、問題の内容を把握する、考えて解き方を思いつく、解く、という過程があるとして、問題文を読んだときから解くまでの間に何回、問題文を確認するか?ということなのです。

例えば一回も確認することなく、答えを書きこんでしまう、ということは考えにくい。途中で数回、問題文を確認することがあるでしょう。そのときに、例えば12.6cmと書いているところが16.2cmに見えることがあるわけです。

どうも、変だ、と思わない。そのまま進んでしまうと時間もロスするし、間違えるわけです。だから、そのときに確実に12.6cmと読み取らなければいけないわけで、つまり確認が必要なのです。

この確認を頻繁にできれば、当然ミスは減ります。ただ、時間が多少かかるでしょう。子どもたちには急ぎの虫がいるので、この確認の過程をなるべくすっ飛ばしたい、と思うのですが、そこがミスの原因になることが圧倒的に多いのです。

解く過程でいかに確認のプロセスを入れられるか、がていねいに解くの要諦になります。

過去問の練習とは、入試傾向を知ることもさることながら、今の段階ではこの「ていねいに解く」の実践練習の場であるわけです。「正しいものを選ぶ」のか、「誤っているものを選ぶのか」も、良く間違えるミスのひとつ。「正しいものを選ぶ」と思って解いている。でも、ずいぶんあっているものが多いなと思う。そこでもう一度確認してみると、「正しいものを選ぶ」のではなく、「誤っているものを選ぶ」となって、「なんだ、じゃ、これだ」となることは多いのです。

面倒でも、その確認の過程を踏むこと、これを過去問を解く中でできていれば、たとえ終わらない過去問があったとしても、この時期は充分と言えるでしょう。


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集合時刻

入試の日、集合時刻のどのくらい前に着けばいいか、というのは難しい問題です。

普通に考えれば20分前ぐらいに着けばちょうどいい。

あまり早く行きすぎて待ち時間が長くなるのは、やはりあまりよくない。子どもたちが緊張する時間が長いわけだから、待ちくたびれてしまう。

しかし、一方で多少、電車が遅れても充分、という時間にはしておきたい。

ということを考えると、やはり30分というのがひとつの目安になるかもしれません。

例えば8時半が集合時間だとすれば、8時に到着する、というイメージ。

8時半が集合時間であったとしても、8時半に試験は始まりません。

そこから、点呼、試験を受ける上での注意事項などの説明があって、そこから20分か30分経って試験が始まる。

ということは30分前に着いても試験まで1時間近くは空いている、ということになります。

だから、これ以上前に行くと、さらに待ち時間が長くなるので、子どもたちが疲れてしまう。

確かに人身事故などがあって、電車が止まることは充分考えられるわけですが、しかし、公共交通機関が止まれば、学校はそれなりに対応することになっているので、あまり早く行きすぎる必要はないのです。

もちろん、2通りぐらいの行き方を調べておく必要はあるかもしれません。

それよりも、近いから、あるいは便利だからというので自家用車を使ってはいけません。

これは、渋滞にはまって、あるいは事故にあって遅刻した、といっても、それは時間調整の対象には本来ならない。

多少不便であったとしても、公共の交通機関で行くということは大事なことです。

まあ、もちろん最寄駅まで車、というのはかまいませんが。

いよいよ試験が始まっていますので、細かな準備を粛々と進めてください。


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