2019年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

大学進学率の話

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可能であるならば、中学受験をお薦めしています。

というのも、私立中学に進めば、ほぼ大学に進学するのは当たり前という環境になるからです。附属校であろうと、受験校であろうと、それは間違いない。しかし、高校受験に回る場合、中心はやはり公立高校になります。

もちろん私立高校もあるにはあるのですが、首都圏は少子化が進むと予想された時点で、高校単独校は一気に減りました。学則定員は変えられないから、その分、中学を併設していく。そうなると中心は中学受験になり、完全一貫校になると高校募集は中止されてきました。

男女御三家の中で、高校募集をするのは開成だけです。それ以外は高校募集枠自体がない。だから、私立高校の入学枠そのものが少なくなっているので、中心は公立高校になるのです。

全国で考えたとき、大学進学率は短大を含め、およそ55%。専門学校16%、就職17%となっています。首都圏の場合は大学受験率はもう少し高くなるでしょう。で、中学受験率は14%です。ということは、例えば首都圏の大学進学率を60%ととすると、残りは46%となり、高校進学率は99%ですから、高校受験組を100として計算すると半分以下になってしまう、ということなのです。

さらにいわゆるMARCHレベルの学校までの入学で考えると、旧学区1番手から2番手ぐらいまで、ということになるので、それ以外の学校からの合格者は一気に少なくなってしまうという現実があります。

良く塾の先生が、とにかく私立にしましょう、という話をするのは、実はここに理由があるのです。高校受験で一番手、二番手に入れないと大学進学の可能性が減ってくる。それが私立中学に行けば、かなりの確率で大学には進むので、そこはやはり確保しておいた方が良い、ということなのです。

とはいえ、中学受験はそれほど競争率が高くないわりには、受験準備がハードになってきている。それ自体がいやで、中学受験を回避されているご家庭もあるでしょう。しかし、本当はそんなにハードなことをしなくてもちゃんと合格するのです。

景気が少し上向きになって、2018年の中学受験率は昨年比で2.6%増加しました。しかし、伸び率は決して高くはないでしょう。それは経済的な問題もさることながら、やはり中学受験準備の大変さが、浸透してきているからだと思うのです。

逆に、公立中高一貫校はそれほどの負担感がないために、ここまで本当に人気が出ています。保護者のみなさんの本音で言えば、大学には行ってもらいたいが、しかし、あまりハードなことをさせても、ということなのだろうと思うのです。

だから、負担の低い、受験準備を考えてみられると良いと思います。何も3年生の3学期から始めなければいけない、わけではないのです。

中学受験準備は2年間でできます。もし、経済的に私立に行かせることが可能ならば、ぜひ考えてみられると良いと思います。

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質問いっぱい

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教室にやってくるリュックが重そう。

何が入っているのだろう、と思っていたら過去問集が何冊か出てきて、付箋がついている。

「先生、質問です!!」

ということで、これから質問を持ってくる子が増える時期なのですが…。

全く持ってこない子、というのは、多分、あんまり勉強していない。確かに解説の詳しい過去問を使うのだけれど、それでもそれで全部理解できることはまずない。いろいろ説明してようやく納得、というケースが多いはずなのです。

まあ、こういう質問の多い子は、やはりそれなりに勉強しているから、やがて力がつく。見ていて安心なのですが、そうでない子は、やはり別のやり方をしないといけない。

その場合は質問をこちらからします。授業中、解いたという問題の中で、これはあやふやだろう、というものを質問する。

「どうやって解いたの?」

まず、明確にスラスラというわけにはいかない。時には「適当に書いた答えがあってた」という場合も○にしちゃう意識の低さもあるから、こういう質問の場が有効なのです。

これはさすがに個別指導だからできることではあるものの、「本当にわかっているか」ということに意識を持ってもらうのには良い方法のひとつです。

上手に質問をしながら(あるいはされながら???)、できるようになっていってもらいたいと思います。

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資料や文章を読み解く力

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ここのところ、上位校を中心に社会の1題問題を出すところが増えてきています。

1題問題というのは、大問が1題しかない。

とはいえ、この1問のボリュームがなかなか。長い文章、統計資料、地図、古い文献などまあ、多種多彩に資料が用意されていて、ひとつのテーマを掘り下げていく。知識が必要か必要でないかは、それぞれの学校のスタンスにより違いがありますが、共通して必要な能力はとにかくこれらの資料を読み解く力。

これはただ、知識を暗記する、というような過程で身につくものではありません。

この種の問題を出題する学校をリストアップした上で、それらの学校の過去問をそろえ、練習していく必要がある。自分が受ける学校はもとより、類似する問題を練習していって、とにかくじっくり考え、自分の答えをまとめ上げる必要があります。

こういう問題は、元から知識をただ答える、という社会の勉強方法に疑問を呈しているところがあって、小学生は小学生なりに自分の考えをまとめられるはずだから、その力を問いたいということが明確なのです。

で、問題はこういう力は、ただ知識を覚えるということでは身につかない。むしろいろいろな本を読む、あるいは文章をまとめるということに拠るところが大きいわけで、そういうことを考えず、ただ塾の言う通りの勉強を続けていると、大分遠回りをしてしまうことになりかねない。

5年生の秋にはもう第一志望をある程度絞り込んで、親の方はその入試傾向を見据えながら、残り1年半ぐらいの勉強のプランをイメージしていかないと、なかなかこういう問題に対処できる力はつかないのです。

早めの準備、というのはむしろこういうところが大事であって、子どもが3年生から塾に通う、ということではありません。


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