2018年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

自分で答えを出すことにこだわる

算数の問題の解き方はいろいろあります。

図形でも、速さでも複雑な過程を通る問題ほど、解き方はいろいろ考えられる。

場合の数にしても、えーい、全部書き出せ、というのもあながち悪い方法ではありません。そのうち、これはこうかも、という道筋が見えてくることがある。規則性の問題でもいくつか書き出していくうちに、解き方がわかる場合もあります。

ただ、その解き方がベストとは限らない。

実際にあとで、答え合わせをしてみると、もっと簡単な解き方がある場合もあるでしょう。

「なーんだ、こうすればいいのか」

しかし、それはその前にうんうん考えていたから、よくわかるわけであって、その部分が欠落していると発見もないし、気づきもない。

私はベストな解き方にこだわる必要はない、と思っています。

多少遠回りであったとしても、答えが正しく出るのであれば、それはそれで良いのです。

ただ、あとから答え合わせをしたときに、もっと良い方法が見つかったならば。それはそれでマスターをした方が良い。

そうすることで、問題を解くための引き出しが増えていくわけですから。その部分はやはり素直である方が良い。

ただ、それまでの間、安易に答えを見るのではなく、自分でいろいろ工夫してみる時間は絶対に必要です。それなくして、算数の力はつかない。

その奮闘があるからこそ、考える力がついてくる。解答を見るまでは、私は頑固であって良い、と思います。


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まだこれからという気持ちを持つ

受験は勢い、と思うことがよくあります。

今まで成績の悪かった子が、後半発憤して成績を上げ合格したりする姿を見ると、やはりこれは勝負事なのだ、と思います。その逆もありますから。

ということは、やはり試験日に向けての勢い、流れというものを考えておくべきだろうと思うのです。

これまでずっとがんばってきたが、どんどん成績が落ちてきた、というのはやはりまずい。

試験日に向けてどんどん尻上がりに成績が伸びる、というのがやはりいいとすれば、今はまだそうガンガンやらなくてもいい。

多少、出足が遅れていたとしても、最後の10キロで逆転するマラソンランナーのようになイメージでこれからの勉強を組み立てていきましょう。


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真似る相手がいるか

今はお子さんひとりという家庭も少なくないし、親戚筋で年齢が近い子もいないし、また先輩と知り合うこともあまり多くないと思うのです。

しかし、中学生になって部活が始まり、先輩と話をするようになると、真似をしたい相手が出てくるものです。

勉強にしてもそうで、以前、式をなかなか書かない子がいました。

注意をするのだが、なかなか治らない。ところがある日、その子がある子どもと友だちになった。

その子は別に目立つ子ではないが、実は成績は悪くない。ただ授業中はあまり発言をするタイプではなく、しっかり自分で考えながら式を書いていくタイプだったのです。

その姿を横目で見た彼は、ひらめいた。

「そうだ、真似をしよう」

それから彼のノートが変わりました。友だちのノートとまあ、似てる似てる。

しかし、書いているうちに本当のところがわかってきた。

ただ、キレイに書いているだけではなく、自分で考えてその結果を後から使うために式を書くのだ、と。

それで彼は突然できるようになったのです。

親や先生が注意しても治らないことが、実は友だちや先輩を真似ることで一気に変わることが良くあります。

ただ、最近の子どもたちはなかなか真似る相手に出会わない。

そういう意味では習いごとのように上の子どもたちと付き合うことができる機会はとても大事かもしれません。


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