2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

容積に関する問題

2016年桐朋中学の問題です。


<図1>のような直方体の形をした空の水そうが水平な床の上においてあります。この水そうは面ABCDに平行な2枚の長方形の仕切り(ア)、(イ)によって3つの部分 あ、い、うに分けられています。

20160913t001

仕切り(イ)の高さは仕切り(ア)の高さよりも低くなっています。この水そうのあの部分に水を毎分24cm3の割合で12分30秒間入れました。このとき水はあの部分にいっぱいにたまってから、仕切り(ア)をこえてあふれ、いの部分に5cmの高さまでたまりました。

(1)仕切り(ア)の高さは何cmですか。
(2)次に、水そうの辺ABを床につけたまま水そうを静かに傾けると、ちょうど<図2>のようになりました。その後、水そうをもとに戻したところ、あ、い、うの部分の水面の高さがちょうど同じになりました。

20160913t002

1 水そうをもとに戻したときの水面の高さは何cmですか。
2 <図2>のaはいくらですか。
3 仕切り(イ)の高さは何cmですか。


【解説と解答】
(1)24×12.5=300cm3 いの部分が高さ5cmなので、3×5×5=75 300-75=225
225÷25=9
(答え)9cm

(2)
1 もとにもどしたときに水の高さがみな同じになったので、300÷(5×10)=6cm
(答え)6cm

2 高さが同じなので、あ、い、うには5:3:2の容積の比で水が入っているので、あに入っている水の領は300÷(5+3+2)×5=150cm3
(9+a)×5÷2×5=150 からa=3
(答え)3cm

3 傾けたときの水面はあ、い、うともに平行になります。したがってAE:AD=9-3:5=6:5ですから
いの台形の部分の面積は300÷10×3=90cm3 90÷5=18cm2ですから、上底(短い辺)を【1】とすると
(【1】+【1】+3÷5×6)×3÷2=18 【2】+3.6=12 【1】=4.2より(イ)は4.2+3.6=7.8
(答え)7.8cm

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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自分でやれる受験は高校受験から

受験会場で見ていれば自明のことですが、中学受験会場ではほぼ100%の子が保護者といっしょに受験会場にやってきます。

逆に高校受験の会場では100%とはいわないけれど、やはり受験生だけでやって来る場合が多いでしょう。

したがって自分でやれる受験は高校受験から、なのです。中学受験は当然親がかりになる。親がかりではあるが、別にびったり横についている必要はない。

やるべきことをいっしょに決めて、確認し、進捗状況を見てまた相談する。そういう繰り返しの中で子どもが自分でやれることがどんどん増えていき、成長していくわけです。

もちろん3年生や4年生からそういう風にはいかない。土台、そんな時期からなぜ行くの?と本人は思っているかもしれませんから、あまり最初からあせる必要などないのです。

でも、だからといって親が手を抜けるわけではない。それを他者に委ねれば、他者の都合でいろいろ決まってくるところはあるわけで、主体はあくまでも家庭でなければなりません。

提供されるサービスを取捨選択し、子どもに合うもの、子どもに必要なものだけを選択していく、その過程に保護者の目はどうしても必要なのです。

志望校も同じで、第一志望を決める段階から始まって併願校を決めるまで、もちろん本人の気持ちも大事だが、親の意思も当然加わるでしょう。だから中学受験は親がかり、なのです。

それなりに手間がかかるのは間違いないが、それをやるからこそ、子どもたちを中学受験の弊害と呼ばれるさまざまなデメリットから守れるのです。

これから入試までお父さん、お母さんにもそれなりに負担がかかっていくと思いますが、ぜひがんばっていきましょう。

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元気な時間に勉強する

6年生はこの時期までくると、ある程度は大きくなっているし、体力もついてくるので、多少なりとも勉強をがんばることができるでしょう。

しかし、5年生はまだまだ、そこまで達していない。しかし、勉強の方は結構難しい内容が続いてきます。

算数はもう比や割合を使っているし、そうなれば理科の計算問題も勉強しなければならなくなってくる。

さらに歴史もあるし、国語の読解問題も文章がそれなりに長くなってくる。読んでいるウチに目がとろーんとしている子はいるものです。

だからといって眠いものは眠い。できないことはできない。体力がなくてできないことだって十分にあり得る。その分、体力のある子は確かにがんばれるところがあるかもしれません。それはそれで確かに有利だが、逆に体力のない子は無理をさせても仕方がないのです。

やはり勉強する時間を考えた方が良いかもしれないと思います。塾は普通平日の17時ぐらいから始まりますが、実はこの時間が一番眠い。もうしばらくすると大丈夫なこともあるかもしれないが、本来はちょっと昼寝をさせたい時間でもあるのです。

だから、子どもが十分に勉強できる時間に合わせた方が効率が良い場合があるのです。1週間の生活を見ていれば、どの時間帯が元気か、絞り込むことができるでしょう。その時間に集中して勉強するようにした方が、圧倒的に効率が良くなります。

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