2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

徒労感

ある塾で大量の宿題を出された。

本人ががんばってもなかなか難しいが、その時は「やらねばならない」という義務感が先に立っていたから、夜遅くまでがんばって何とかやりあげた。

しかし、次の週、その宿題の内容のテストを受けてみたら、全然できなかった。

いや、最近の受験場面では良くある話だと思うのです。

つまり本当に終わらせる、ということに目標が行ってしまって、わかる、ということに視点が行っていない。たくさんやらせればできるようになるんだ、という考え方は気をつけていないとこういう結果を生む可能性がある。

この宿題の半分でいいから、ていねいにやり遂げて、なるほど、次はこの手の問題は全部できそうだ、と感じてもらうのがまず第一。

それでうまくいかなくても「あんなに遅くまでがんばったのに」という徒労感はないから、「じゃあ、もう一度確認してみよう」という気にはなるわけですが、徒労感が出てしまうと「もうムリ」という感じになってしまう。

小学生のうちはこの「徒労感」に注意してください。それで意欲をなくしてしまっている子が案外多いように思えます。


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なぜこうなるのかを考える

過去問をやって答え合わせをする。

答えが違っている。あるいは全然出来ない問題の解説を読んでみる。

でも、それでもわからない、ということはよくあることです。でもまだ、それを諦めてはいけない時期でしょう。なぜそうなるのか、どうしてこの答えになるのか。

あと3ヶ月経ったら、もう切り捨てるしかない場合もあるでしょうが、今のうちはまだ考えられる。そしてそれを考えているときに、考える力がついている。問題に対応する力がついているのです。

すべてのパターンを網羅してやり尽くす、ということはできません。

ただ、修練を積んで、問題に対応する力をつけることは当然できる。そのコツは、わからない問題をじっくり考えることにあるのです。


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第237回 カリキュラムの罠

■ どの塾でもカリキュラムがあり、いついつまでにこれをやる、というような内容が決まっています。したがって、それにしたがって勉強を進めていくわけですがどうしても、その回期までにそれができるようになっていないといけない。というような気になりやすい。

■ 先先の日程を見てみると、半年間ぐらい「復習回」が続いていたりする。カリキュラムが決められると。そこまでにやらなければいけないような気がするが実はそれはカリキュラムの罠に過ぎないのです。

■ 実際にいつまでにできるようになっていればいいか、ということになるとそれは入試まで、ということが正しい。だからあるカリキュラムを本当は早めに進めることができるし、あるいは本当はゆっくりも進めることができる。

■ テストさえ気にしなければ、実は子どもの理解をしっかり積み上げた方が良いのです。カリキュラムのスピードに何がなんでも合わせなければいけないと考えてしまうと、途中で相当苦しくなってしまう場合があるから注意してください。

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