2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

数の性質に関する問題

2016年巣鴨中学の問題です。


10から99までの数字が1つずつ書かれた90枚のカードと、3つの豆電球A、B、Cがあります。太郎君は、カードを1枚引いて、次のルールにしたがってそれぞれの豆電球の点灯と消灯を切りかえます。
1 カードの数字が2の倍数のとき、豆電球Aを切りかえます。
2 カードの数字が3の倍数のとき、豆電球Bを切りかえます。
3 カードの数字の十の位の数が一の位の数より大きいとき、豆電球Cを切りかえます。
 たとえば、A、B、Cの豆電球がすべて消灯しているとき、12の数字のカードを引いたら、豆電球AとBは点灯し、Cは消灯したままです。そのあとに、21の数字のカードを引いたら、豆電球Aは点灯したままで、Bは消灯し、Cは点灯します。このとき、次の各問いに答えなさい。ただし、引いたカードは元にもどすものとします。
(1)最初に、A、B、Cの豆電球がすべて消灯しているとき、40の数字のカードを引きました。点灯している豆電球をすべて答えなさい。
(2)(1)のあと、1枚のカードを引いたら、3つとも点灯しました。考えられるカードは何枚ありますか。
(3)(2)のあと、1枚のカードを引いたら、1つだけ点灯したままでした。考えられるカードは何枚ありますか。


【解説と解答】
(1)40は1と3の条件に合っているので、AとCが点いています。
(答え)A、C

(2)3つとも点灯したので、2だけが加わったということだから、3の倍数ではあるが、2の倍数ではなく、十の位が一の位よりも大きくない。
15、21、27、33、39、45、51、57、63、69、75、81、87、93、99のうち該当するは15、27、33、39、45、57、69、99の8枚。
(答え)8枚

(3)3つの条件うち2つが変わったので、1と2で3ではない・・・ア、1と3で2ではない・・・イ、2と3で1ではない・・・ウを調べます。
6の倍数で、十の位の数の方が大きくない、12、18、24、36、48、66、78の7枚。
2の倍数で、3の倍数ではなく、十の位の数の方が大きい 10、20、32、40、50、52、62、64、70、74、76、80、82、86、92、94、98、17枚
3の倍数で、2の倍数ではなく、十の位の数の方が大きい 21、51、63、75、81、87、93 7枚
合計は7+17+7=31枚

(答え)31枚


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休みがない?

連休中ですが、6年生は模擬試験だったり、学校別特別授業だったり、あるいは志望校の文化祭だったり、しているかもしれません。

確かにこの秋、祝日があっても何かある。

多くは模擬試験でしょうが、特別授業もあったりするかもしれないし、塾の補習もあるかもしれません。

で、これから子どもたちの疲れを良く見ていないといけない時期です。

何となくスケジュールを埋めなければいけないような気になってしまって、午前、午後と模擬試験を入れてしまったりする。

もちろん午後入試もあるから、午前、午後と連続して試験を受ける練習をしてもいいが、そうしょっちゅうは必要ない。

あまり詰まりすぎてしまうと、子どもたち自身のストレスが解消しないところもある。

たまに遊びに行くのも悪くない、と思います。


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質問できない子


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9月19日の問題




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学ぶべき時期

最近の入試問題を見ていると、学校間の難度の差が大きくなっているのがわかります。

上位校はやはり難しいままですが、しかし多くの学校では明らかに問題がやさしくなっているのです。さらに言えば、上位校でも近年問題がやさしくなったと思われる学校が出てきています。

なぜ問題がやさしくなっているか、といえば、それは簡単で難しい問題を出すと差がつかないからです。(つまり、みんなができないので、誰を獲って良いかわからなくなる、ということでしょう。)

ここ数年、すべての塾のカリキュラムが前倒しになり、子どもたちの受験準備が平均1年長くなっているのに、なぜ問題はやさしくなるのか。

つまり学ぶべき時期に学んでいない、ということになるわけです。昔で言えば、全員が飛び級しているようなものだから、そうなるのは当たり前といえば当たり前の話。

しかし、フリーダム進学教室でカリキュラムを整理してみると、以前のように5年生からの2年間で十分に学べる範囲であり、子どもたちがそれなりに成長した段階で学べば、それほど無理なく勉強できるはずなのです。

だから決して慌ててはいけません。

本来できるようになる時期は必ずあるわけで、そこまでの間に気持ちが疲れないように気をつけていけば、取り返すことは必ずできます。


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モチベーションができるまでは


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9月17日の問題




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