2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

ピークは来年でいい

良く、この時期にもう合格確実圏になっている子どもたちがいますが、これはしんどい。

この状態をあと2ヶ月以上持たせないといけないわけで、実際に仕上がりが早い子がその状況を本番まで持たせられない場合が最近は散見されるようになりました。

実際にカリキュラムが5年生で一通り終わると、約1年間ずーっと復習しているわけです。

今までは半年ぐらい復習をして本番に臨むケースが多かったのだが、1年ということになるとやはりそれは長い。

だから夏に少し中だるみがあるぐらいでちょうど良いのだが、親も子も一生懸命やってきて、もう仕上がってしまっている。

うらやましい?

いやあ、微妙でしょう。これで下がってしまうと元に戻すのはさらに大変になるからです。

東京・神奈川は2月から入試だから年内中は「ちょっと厳しいかなあ」ぐらいでちょうど良い。年が変わって目の色が変わって、「おや、もしかすると?」となれば勢いが付く。そうなればたとえ秋に合格可能性が悪くても合格してしまう子はいるのです。

勝負事ですからピークは入試本番に合わせるように、考えていきましょう。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
1年で合格する


5年生の教室から
できなかった問題だけやり直す


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11月10日の問題


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ニュートン算

2016年明大明治の問題です。


倉庫には、りんごをそれぞれ一定の割合で箱につめる2種類の機械A、Bが何台かあります。AとBが1分間で箱につめられるりんごの個数の比は9:7です。倉庫には箱づめされていないりんごがすでに900個あり、機械を動かし始めると同時に、一定の割合で倉庫にりんごが運び込まれてきます。Aを4台動かして箱につめると50分で、Bを6台動かして箱につめると30分で倉庫のすべてのりんごを箱につめることができます。このとき、次の各問いに答えなさい。
(1)機械A、Bはそれぞれ1分間で何個のりんごを箱につめることができますか。
(2)機械Aを2台、Bを3台同時に動かすとき、倉庫のりんごがすべて箱づめされるのは何分何秒後ですか。
(3)機械Aを2台、Bを3台同時に動かし始めたところ、30分後にAが2台とも故障してしまったので、その後40分間はBを3台だけ動かして箱につめました。このとき、箱づめされていないりんごは何個ですか。


【解説と解答】
(1)Aが4台のとき、1分間に運び込まれるリンゴの数を【1】、Aが詰める数を(9)、Bが詰める数を(7)とすると
900+【50】=(9)×4×50=(1800)
Bが6台のとき、
900+【30】=(7)×6×30=(1260)
したがって【20】=(540) 【1】=(27)
(27)×30=(810) (1260)-(810)=(450)=900個 900÷450=2個
2×9=18個 2×7=14個

(2)1分間に運び込まれるのは2×27=54個です。
18×2+14×3=36+42=78個 したがってたまったりんごは1分間に78-54=24個減るので、900÷24=37.5分
(答え)37分30秒後

(3)30分後に24×30=720個減りますから、900-720=180個残っています。
Bが3台だと42個ですから、12個増えていきますので、12×40=480個増えますから、180+480=660個
(答え)660個


6年算数頻出問題精選ノート(田中貴)


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今さら記述力?


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復習が大事な理由


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番狂わせ

毎月模擬試験の結果を見ていると、この通りに入試の結果が出そうな感じになってくるかもしれません。

しかし、やはり番狂わせ、というのは起こるものなのです。

つまり合格確実圏に全然届いていなかった子が合格し、合格圏にいた子が残念な結果になる場合。

これが起こりやすい一番のケースは問題がやさしくなったときです。

もともと、入試の日にはそれぞれの子どもたちがそれなりに準備を整えてきているわけだから、僅差の状態になっている。

そこへきて問題がいつもよりやさしい、ということになると「やさしい問題を間違えない」ことが合格の決め手になる。しかし、そういう状況になるとプレッシャーがかかるのはむしろできる子どもたちのようなのです。

彼らは今まで手応えのある問題も解けているわけだから、「これならみんなが解けるかもしれない」と思う可能性が高い。

一方手応えのある問題ができない、という経験が多かった子どもたちは「これなら何とかなる」という気になる。ここに微妙な心理的な違いが出てくる。まだ12歳、その状況を冷静に乗り越えられるかどうかはわからない。

結果として番狂わせは起きるのです。

手応えのない問題が出たら、さらに心して注意深く解いていくことが必要なのです。正答率がこういうところで物を言う、と言っても良いかもしれません。


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国語が苦手な子


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