2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

準備期間と入試期間のアンバランスがもたらすもの

関西や埼玉、千葉はもう終盤に入ってきて、東京、神奈川が2月1日からスタートしますが、実際に入試期間はあっという間です。

東京、神奈川の場合で言うと、まあ2月5日までには大方の入試は終わってしまう。今は合格発表が当日インターネットというところもありますから、ある意味模擬試験よりも結果が速い。(答案返却がない分、そのスピードが可能になるわけですが。)

だから「え、もう終わっちゃったの?」という印象をもたれると思います。それに比べてなんと準備期間の長いことか。

小学校3年生の2月から始まる塾が増えたので、およそ3年の準備期間。そして受験はほぼ5日間。

実はこのアンバランスが一番ひどいのが、中学受験なのです。

高校受験や、大学受験の場合、平均的には1年半ぐらいで準備するでしょう。ただ、小学生の場合、体力がないから、多少長くなるのは仕方がない部分があるが、しかし、それでも倍の時間というのは長すぎます。

本当は2年ぐらいが一番適当だろうと思うのです。つまり4年生の3月からスタートするのがちょうどいい。

しかし、そうなっていないのは、実は塾の営業の問題が大きい。

以前は、4年の3月からが平均的なスタートだったのです。

しかし、ゆとり教育時代に中学受験熱がヒートアップして前倒しに準備が進み始め、カリキュラムも前倒しになって3年間の準備期間になってしまいました。その分、塾は子どもたちを早くから囲い込まなければならなくなったわけですが、しかし、その負担は家庭や家族に行くので、今の子どもたちは大変だと思います。

それだけ長い準備をしてきている分、この入試にかける思いは当然大きいわけで、その分結果についての受け止め方もさらに深刻になってきた部分があるように思えるのです。

確かに一大イベントではありますが、あくまでひとつの通過点です。これで子どもの人生が決まるわけではありませんから、お父さん、お母さんには多少なりとも心に余裕をもって子どもたちに接していただければと思います。

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親の次の覚悟

お父さん、お母さんはこれまで子どもたちの中学受験の準備をいっしょにしてきたわけですが、試験会場に入ってがんばるのは子どもたちです。

学校に連れて行ったり、お弁当の準備をしたり、ということはあるけれど、試験は子どもが受けるのだから、親は手の打ちようがない。

その分、合格発表は本当にドキドキします。

こればかりは塾の先生も同じこと。発表30分前、などという時間は、非常に困る。時計ばかりが気になる。あと何分?ってさっき見たばかりだったっけ。

試験の結果が出さえすれば、塾の先生も覚悟ができて、子どもたちに電話をして励ましたりするわけです。

では、親の覚悟は何かといえば、

どのような結果になってもこれを子どもの成長のプラスにするために、子どもと一緒に考え行動する

ということだと思うのです。

いずれにしてもこの4月から中学に行くわけだから、その学校に行くということが子どもの成長にプラスになればいいのです。

そのために、親はどう行動すればいいか、考えよう、と決めればいい。

別に試験前からシミュレーションする必要はありません。

そういう覚悟だけ持っている。そう心に決める。それだけでいいでしょう。

そうすると、非常に心が前向きになります。

お父さん、お母さんが前向きである限り、子どもはそうグズグズもしておれない。じゃ、次にどうするか、また子どもなりに考え、行動していくでしょう。

この覚悟を持っていると、自然、どっしり構えることになるから、子どもたちに不安な姿を見せることもなくなります。

ぜひ、そう心に決めてください。

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何を聞かれているのか?

子どもたちの国語の記述の答えを添削していると、時々、何に答えているのかわからない答案に出くわします。

例えば登場人物のその場の気持ちを聞いている問題なのに、「なぜ叱られたのか」の理由で終わっている。

多分、本当は「叱られた」ので「つらい」とか「悲しい」とか「反発した」とかまあ、そんなことを書こうと思ったのかもしれないのですが、書いているうちに、忘れてしまった。

つい、理由を説明するのに力が入ってしまって、本来答えるべきことから外れてしまった、ということなのでしょう。

これは、考える筋道が決して間違っていない分、残念な答案といえます。では、これを防ぐにはどうするのか?

私は先に結論を書いてしまうことだと子どもたちに教えています。

例えば気持ちを答えるのだ、と確認できたら「悲しい」「さみしい」「むっとした」まあ、そういうまずワンフレーズで書けることを結論とする。それを最初に書く。

そして、そこから説明を始めるようにしています。

この方法のメリットは2つあります。

1つは、一番先に答えが書いてあるので、採点者としては0点にはしにくい。(もちろんそれが違っていれば0点もありですが。)

もうひとつは、時間切れになったとしても、結論は書いてあるので、これも部分点がもらえるかもしれない。

ということです。

普通、結論は最後に書くことが多いし、実際に過去問の解答例を読んでみると、最後に結論が出てくる答えが多いが、それは充分に推敲できるから。実際に短時間で答案を仕上げるとなると、そう見事に書けるわけではないかもしれない。

だから、結論をまず短く書いてしまえば良いと思うのです。

すでに、だいぶ練習を積んでいるから、今から変えるのは難しいかもしれませんが、ちょっと知っておいてもいいでしょう。

いずれにしても「何を聞かれているのか?」ということをしっかり確認することは忘れないようにしてください。
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