2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

私学の魅力

ゆとり教育が一世を風靡したころ、私学の魅力は何と言っても進学実績でした。

小中のカリキュラムにゆとりを持たせたら、大学入試が変わらないのだから、高校にしわ寄せがくるに決まっている。逆に高校のカリキュラムはさらに一層しんどくなってくるわけで、それなら中学から先取り学習をして、中学3年の課程を中2までに終えて、その後高校課程を学習し、高3では大学入試対策をしっかりやる、みたいなシラバスはある意味合理的でした。

しかし、ゆとり教育が終わり、公立にも中高一貫校ができ、公立高校も大学進学に関して特別なプログラムを組む、ということになると、その魅力は過去ほどではなくなってきます。

まして、私立は公立よりも月謝が高い。かつ、中学入試のために塾に通い、その費用も考えなければならない。しかも、そのスタート時期が小学校3年生の終わり、ということになってくると、「?」が付くのもうなずける話ではあります。

だから、塾は塾でもっと合理的なプログラムを考えないといけないし、私学は私学でもっと魅力を考え出さないといけない。

例えば英語教育というのは、まだまだお題目に過ぎない状況であるかもしれません。私学に行って本当に英語ができるようになるのか?

外国人と簡単にコミュニケーションがとれるようになるのか?

そういう課題が充分に解決できたと言える学校は、まだ少ないと思います。

公立がここまで智慧を絞っているのに、私立がそのままでは当然月謝の分、苦しくなるに決まっています。

これから私立が、もっと自校の魅力を掘り下げていかなければいけない時期に入ったと言えるようです。

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2014年 受験者数

ここ数年、中学受験者数は減少していて、今年は2月1日の受験者数が37716人。1都3県の公立小学校6年生在学者数に対する受験率は12.7%と4年連続の減少になっています。(森上教育研究所資料

多少、減少幅は少なくなっていますが、まだ下げ止まった、という感覚はあまりありません。2014年の受験生は小学校3年生の終わりに震災を経験しているので、ちょうど受験準備を始める時期と重なっていることもあり、むしろ減少は大きくなるのではないかな、と思っています。

間もなく各塾の模擬試験のデータが発表されると思いますが、昨年までの受験生は震災前に受験準備を始めてしまっていたので、多少、大変であったけれどもとにかく最後まで受験した、という家庭が少なくなかったでしょう。しかし、今年の学年はちょうど塾に行き始めた前後に震災を経験しているので、中学受験はやめておこうか、と決断されたご家庭も少なくなかったのではないかな、と思います。

で、この影響は、あと数年続くものと思っています。

昨日、東京オリンピック・パラリンピックが決まりましたが、これから景気が良くなるにしても、それが中学受験者数の増加につながるかは不透明な部分もあります。というのは、公立一貫校もそうですし、公立高校の大学受験実績も伸びているので、敢えて中学受験をしなくてもいいのではないか、と家庭が判断してもおかしくはない。

したがって2月1日の受験率はここ数年で11%台まで落ち込む可能性があるでしょう。

上位校はそれほど簡単にはならないでしょうが、それでも合格可能性80%偏差値で60前後の学校ぐらいからは、以前に比べればやさしくなった、と塾関係者が感じられるような状況になっていくものと思っています。だから、あまりハードワークにとらわれない方が良いでしょう。

油断してはいけないが、多少なりとも強気に受験戦略を考えていっても良い年かもしれません。
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芝生のグラウンド

今から20年前ぐらいは、芝生のグラウンドなど、見たことがありませんでした。

だいたいは土のグラウンドで、砂嵐が吹く。少し、余裕のある学校はスプリンクラーをつけて、何とか砂が飛ばないようにしようという感じだったと思うのですが、最近は結構人工芝のグラウンドが多くなりました。

学校を見に行くと、その芝生の上でサッカー部が練習をしていたりするわけで、なかなか良い環境になったなあと思います。

ある学校のトレーニングルームも、機材が充実していて、いろいろなクラブの生徒が入れ替わり立ち代わり、マシンに取り組んでいる。練習も科学的になっているし、スポーツに取り組みたい生徒にはやはり魅力的でしょう。

よくサッカーをやっている子はこの芝生のグラウンドで、マイってしまうところがあります。

学校としては、「こういう学校で勉強したいなあ」と思わせたいところもあるから、力が入っています。でも、そこで「行きたい」と思ってもらうことは非常に大事だと思うのです。

この学校に入るためにがんばる、というのが中学受験の本来の姿。組み分けでどのクラスに行こうと、最後に自分の入りたい学校に入れればそれが一番いいわけだから、しっかり目標が絞られるといいでしょう。

もし、まだ固まらないようであれば、ぜひまた見に行ってください。

芝生のグラウンドでも、本人が「行きたい」と思ってくれたなら、それはそれで大事なきっかけだと思います。

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