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国語の出題者の論理

国語の問題は、著者が作るのではないので、あくまで本文を根拠として答えはアである、という論理がなければいけない。

選択肢が5つあったとして、アが答えであるならば、残りの答えは何らかの形で間違っている、ということが明確にわからなければいけない。

その考え方のひとつに「書いてない」というのがあります。

本文の論理から考えると、何となく合っているかもしれない、と思えるが、実はそんなことはどこにも書いてない。

ということが出題者の論理なのです。

書いていない以上、これは正解にはならない。

というようなことに気がつくようになると、まず、読解の答えは間違えなくなります。

その意味では出題者のつもりで考えてみると良い。

良く問題を作ると勉強になる、という話をしますが、そういう論理を考えた上で選択肢を作ったり、抜き出しの問題を考えたりすると、「こういう考え方で問題が作られるのか」ということがわかってくる。

まあ、本番でそこまで考えられる余裕があるかわかりませんが、出題者の論理を意識してみると意外に簡単に問題が解けるかもしれません。


倍率は気にしない

そろそろ1月校の倍率が情報として出始めてきました。

1月校は入試日が前年と変わりやすく、数字が多少上下することがあります。倍率が上がる学校に出願をして、「あら、失敗したかしら」と思う場合もあるかもしれませんが、気にしないことです。

もちろん倍率が上がれば当然、難しくはなるのですが、しかし、その上下で受験校が変わると当然対策も違ってくるわけだから、結局準備としては不十分になります。

予定していた学校に対してしっかりと過去問をやったり、対策を続けていたのだから、受験する学校に対する準備が一番整っているわけです。

だから初志貫徹。当初のプランで推し進めてください。

塾のホームページではこれから、倍率速報がどんどん出てくるでしょう。

しかし、気にしても仕方がない。倍率は見ないのもひとつの手です。

見れば、子どもに話をしたくなるかもしれません。しかし、子どもがそれを聞いても得になることはありません。

妙なプレッシャーがかかるよりは、「知らない」で済ますのも良い方法です。


いやなところは・・・

ここへきて、子どもそれぞれに、いやな範囲、というのはあるものです。

例えば算数で言えば、速さ、場合の数、立体、などという分野がいまひとつ、ということがあるし、理科で言えば電気、溶解度、浮力、などという分野があがってくるでしょう。

基本にもどる、ということでテキストを少しやり直しても、なかなかピンとこない。フリーダムの場合はここで学校別バインダーや本科バインダーを使います。

蜘蛛の巣グラフに出てくるその分野を繰り返していく。

途中で、あることに気が付くでしょう。解くコツみたいなものが見えてくる。

また知識について言えば、良く聞かれることも決まっている。

今まで、不得意だ、と思っているから、やはり避けて通っているところはあるのです。だからここは意を決して取り組んでみる。

意外に、片っ端から解いていくと、だんだん解けるようになってくるものです。

残された時間は多くはないが、ここはとにかく克服しよう、と思ったら、一気にやってしまうのがコツです。
今日の一問(算数オンライン塾から)

12月22日の問題(平面図形に関する問題)

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