2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

復習は間違えた問題に集中する

塾の勉強で、最も大事なのは復習です。

塾によっては予習をさせないために、教材を授業日に配るというところもあります。これは先に予習をさせないため。かえって予習をすることで、
「それ知ってる」
と思わせないようにすることが大事なのですね。

したがって家でやることの一番は、今日習ってきたことの復習ですが、すべての問題をやり直すということはなかなか時間的に難しいでしょう。

だから間違った問題だけを復習する、ということにします。

塾の教材は、一度PDFにしてしまうと、整理が簡単です。(参考、塾の教材をiPadで整理する

一旦PDFにしてしまえば、あとからいくらでも使えます。で本物は、切り刻む。

つまり間違えた問題だけのデータベースを作るのです。

私はこれをドジノートと言っています。

台紙をA4にして、一枚に一問だけ使います。表は問題、裏は解答。切って貼り付けてしまいましょう。

ドジノート台紙

テーマや出典などはしっかり記録しておきましょう。これをまたPDFにしてiPadに入れておくと整理は簡単です。

で、ここまでで満足しては、意味がありません。ここからが本番。

できなかった問題をやり直す専用ノートをつくり、やり直していきます。できるようになったら、ファイルから外す。これを繰り返すとファイルにはなかなかできない問題だけが貯まります。これをあとは長期休みに復習してください。

できる問題は、できるから問題はない。できない問題をできるようにする、ここが大事です

この勉強は特に算数や理科の計算問題に良い方法です。復習をしながら、じっくり考える、ていねいに式を書いて解く、というくせを日頃から付けていってほしいと思います。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。無料です。
次回は本日正午発刊予定です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================


「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)

「中学受験、成功する親、失敗する親」

「第1回 母親講座 これからの中学受験」(田中貴)

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村

塾は楽しい?

進学塾の世界で、あまり世間とはなじみのない言葉があります。

新6年生。

これは5年生の2月と3月を言います。だから4年生も2月と3月は新5年生という呼ばれ方をする。

中学受験の卒業は1月です。したがって新学年は2月からスタートしますが、学校ではまだ学年が変わっていない。しかし塾では学年が変わっている。ので、「新」という言葉をつけるのですね。

ということで、今週から多くの塾では新学年の授業が始まるでしょう。

新4年生は、初めて塾に行く、という子も多いかもしれませんね。子どもの塾通いが始まると、これまでと生活のパターンが変わってくるかもしれません。今まで家族で晩御飯を食べていたのが、塾弁になったりするわけです。

まずは塾での学習に慣れて、「塾は楽しい」という気持ちになってほしいと思います。次の組み分けに話題がいきやすいかもしれませんが、中学受験は長丁場です。その中心となる塾が、子どもにとってまずは「楽しい」ところであってほしいと思うのです。

初めて塾に行く子どもたちにとっては、毎日いろいろな発見があるでしょう。まずはお父さん、お母さん、その話を聞いてあげてください。
その話を聞くことで、子どもが塾を楽しく思っているか、塾の生活に慣れてきているか、がわかるはずです。

塾が楽しいところであれば、勉強も楽しくなります。組み分けテストだって楽しいことになりえるのです。(クラス落ちして怒られなければの話ですが。)

まずは塾が楽しいところだ、と子どもが思ってくれれば、新たに塾に通い始めた子どもたちの2月の目標は達成した、と思って良いでしょう。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。無料です。
次回は2月7日発刊予定です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

6年算数重要問題精選ノート(田中貴)

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子(アンドロイド版)

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村

塾の教材をiPadで整理する。

大手の塾に通うお子さんの保護者の方とお話をするとき、よく話題になるのが大量のプリントをどう整理するか?という問題です。

毎週、毎週4教科にわたり、たくさんのプリントが渡される。子どもに任せるとぐちゃぐちゃになってしまうので、お母さんがファイリングをする、というご家庭が多いようですが、しかし、ファイリングしても後が続かない。

本来、塾でもらった教材やテストはあとから、やり直すのが一番大事です。復習をすることで、理解が深まるのは当然のこと。

ただ、あまりにプリントが多すぎて、どこに何があったのか、わからない。結局、ファイルだけするけれど、どんどんたまっていくだけで、そのうち、復習しようと思ったのが、うまくできなかった、というご家庭は多いのではないでしょうか。

昨日アップルのiPadのお話をしましたが、実はこの中にiBooksという無料のアプリがあります。本来は電子書籍を読むためのアプリなのですが、PDFの書類を保存、読むことができます。

そう、もう、おわかりになったかと思いますが、プリントをスキャナーで読み込んでPDFにしてしまい、iPadに取り込んでしまえば、すぐに必要な部分を読みだすことができます

良く自炊といって、お持ちの書籍をスキャナーで読み込んで、電子書籍にする方がいらっしゃいますが、この方法と同じ。

この方法を使うと、必要な教材をすぐ、iPadから呼び出すことができ、ノートを開いて同じ問題を解きなおす、ということができるのです。

保護者の方で何を復習したのか、記録しておけば、やっていない問題は明確になるし、お子さんのテストの成績と比べてみて、勉強しなければいけないテーマをすぐに勉強させることができるでしょう。

しっかり復習して、理解を深めてほしいと思います。

ただし、全部の問題をやる必要はありません。

できなかった問題」に集中しましょう。


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

Apple【アップル】iPad WiFiモデル 32GBタイプ MB293J/A (32GB)
クリエーター情報なし
Apple

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村