2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

正月のお休み

冬期講習が本日で、終了して、次は1月の3日から、というところもありますね。
5年生以下は今日ぐらいから正月休みに入るでしょう。
正月休みは、やはりお休みですから、ずーっと勉強している必要はありません。

5年生のみなさんは、来年はなかなか大変な冬休みになるでしょうから、今年は楽しんでください。

ただし

この冬期講習の復習や宿題はしっかり取り組みましょう。正月明けからまた講習が始まると思いますが、その理解を深めるためには前半で習ったことを復習することが大事です。
特にできなかった算数や理科の問題はしっかり解き直しておくこと。

これから問題はどんどん難しくなっていきますので、とにかく復習をしっかりやる。これが学習のポイントです。
一度やった問題が、できない、というのはやはり復習が足りない。

別にすべてのパターンを網羅しなくでもいいのですが、経験値は上げていかないといけない。
だからできなかった問題をできるようにする、ということを曖昧にしてはいけません。

残り1年で受験を迎えますから、ここからは本当にていねいに勉強していきましょう。


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

6年算数重要問題精選ノート(田中貴)

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

できるようになった、と思わせる工夫

中学受験生といっても、やはり小学生ですから、まだまだ経験は少ない。

だから、心配したり、スランプに陥ったり、ということはこの直前期に良く見られる現象です。ですから、勉強にもひとつ工夫が必要です。

夏休みから受験校の過去問を始めると、この時期にはかなり仕上がってくる。2回目、3回目となってくれば、それだけ点数もとれるようになってきます。

「できるようになったね」

と声をかけてあげてください。

この時期は勉強に勢いがあることが大事。あれもできない、これもできない、というような気持ちになってくると、勉強もいやになってくるし入試がこわくなります。

一方、できるようになった、伸び盛りだ、という気持ちになってくると入試が楽しみになってくる。

「どんな問題が出るかな」

ぐらい思えるようになってくると、勢いが増していると言えるでしょう。

この時期は正解率を気にしないといけない。ミスが起きないように練習させることが必要です。だから少しやさしめの問題をやるといいのです。

そうすると、本人ができる。「ていねいに」やれれば、満点近い点数がとれることもあるでしょう。

そうやって、できるようになった、と思わせる工夫をこの冬休みに盛り込んでください。

以前、秋の模擬試験ではメタメタだった子が、12月に入ってからよく勉強をやるようになり、冬休みになると

「あれ、入りそうだ」

という感じになったことがよくありました。勢いが増すと、自然、勉強にもっと熱心に取り組むようになり、また勢いが増す、という好循環は、入試には絶大な力を発揮します。

お父さん、お母さんのことばが非常に大事です。ぜひ勢いの増す言葉を心がけてください。

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