2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

塾任せではいけない?

先日、「塾にお任せじゃ、やはりいけないんですよね」とある、保護者の方に言われました。

最近の塾は通塾日数も多く、実際に子どもの勉強を家庭で見る時間もなく、「流れるままに」なってきて、しかし子どもの成績は上がらない。

「これではいけない」と思われている方も多いのではないかと思うのですが、私は今のお母さんにはなかなか難しいと思えるのです。

今のお母さんは忙しい。

いや、家事はだいぶ便利になったんだから、と言われるかもしれないが、とんでもない話。実は、いろいろ考えないければいけないこと、やらなければいけないことが多い。仕事のことはもちろん、家事、教育、家計、経済、美容、ファッション、料理。

しかも今は、インターネットもありテレビもあり本も雑誌もあって、発信される情報が多いんです。最近シンプルライフとか断捨離とかはやっていますが、これはあまりに多くなってきた情報やモノから一度、身を引きたいと思っている人が多くなってきたのではないか、と思えるのです。

昔のお母さんは、ここまで情報やモノに左右されることはなかった、と思います。だから逆に家庭で子どもの勉強を見る余裕はあった。しかし、今はそんな余裕がない。だから「塾に任せて」しまいやすいのだろうと思います。

それは決して悪いことではない。信頼できる塾に任せられるのなら、それはそれで結構なことだと思うのです。

ただ、結果が伴わないとすれば、やはり考えないといけない。ただ、お父さん、お母さんが教えればいい、というものでもない気がします。

塾の合格実績が良くても、自分の子には実は関係のない話。子どもを安心して通わせることができ、「成績が上がれ」ば、我が子にとって一番良い塾であることは間違いない。それは規模の大小、関係のないことです。

少なくとも親としては、そこまではしっかり見届けないといけない。

情報が過多になって、「何が良いのかわからない」のが今の風潮です。だから自分の目で確かめるしかない。

で、この先生に任せよう、は当然それで良いのではないでしょうか。あとはその先生や塾と相談しながら進め、任せられるところは任せればよいのです。

そのためのお月謝ではないでしょうか。

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春休みにテーマを集中して勉強する

各塾のシラバスやカリキュラムを見ていると、やはりいろいろなテーマを追いかける傾向にあります。

例えば算数でいえば、図形ばかりはやらない。速さがあったり、数の性質があったり、して毎週毎週目先が変わる。

これは、子どもの関心が多方面に広がって良い面もあるのですが、忙しすぎる、という欠点もあるのです。もう少しじっくり、取り組んでみたいと思っても、次のカリキュラムがくるので断念しないといけない。

その結果として、「なんとなくわかった」で終わってしまい、もう一度勉強しなおさないといけない、という面も出てくるでしょう。

勉強はある程度、自分が自信を持てるまでやりこむ必要はあります。だから長期休みにそれをやると良いと思うのです。

6年生は算数も理科も難しくなってきているでしょう。

特に理科は計算範囲が増えている。これは算数のカリキュラムの関係で、仕方がない面があります。算数の比を終えていかないとなかなか理科計算に進めない。ここのところ、そういうカリキュラムが多くなっているだろうと思います。

だから春休み、集中してひとつのテーマだけを徹底的に勉強する、という勉強法がおすすめです。

ある程度時間をとって、このテーマを最初から最後までしっかり勉強する。ひとつをクリアすることで、理解力が他の分野にも広がります。

例えば算数で言えば、相似形が理解できることによって、速さの問題をグラフで解く、という方法が生まれます。これも徹底的に勉強するから、理解が広がる好例でしょう。

春休みは短いので、たくさんのテーマを終えることはできません。その分1つか2つ、徹底的に勉強してみると良いのではないでしょうか。

「ここは自信がある」

というテーマができると、他の勉強にも積極性が生まれてきます。

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手を出すのをがまんする

子どもが、何かをしている様子を見ていると「まどろっこしい」と思うことがあります。

何かのふたをあけようとしているのだが、うまくいかない。

「ほら、こうやるんだよ」

と親がやるのは簡単です。で、こういう光景はいたるところにあるでしょう。

しかし、教育的に言えば、あまりよろしくはない。

なぜか?

自分でやりきるチャンス」を奪ってしまっているからです。

最近は1つの家庭にいる子どもの数が少ない。その分たくさんの大人の目が子どもを見守っているところがある。

その結果として、大人が「がまん」できずに、つい「やってあげて」しまう。

うまくいかないくても、大変でも、やりとげる、ということは、最後に子どもに大きな力と自信をプレゼントします。

新学年になって、いろいろ勉強で苦労しているところがあるかもしれません。

でも、本人ががんばって乗り切れたら、それは子どもの成長につながるのです。

ちょっと、待ってみませんか?

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