新パパママ先生合格術」カテゴリーアーカイブ

第25回 考える問題から得点がとれる問題へ

    6年生の夏休みまでと、秋以降で練習する算数の問題を変えていく必要はあります。
    私は夏まではかなり難しい問題も解かせます。ただし、数は多くありません。その分じっくりと考えてもらう、こういうとき方はどうか、こういうやり方はないか、と試行錯誤し、グラフを書いたり、図を書いたりという過程を踏んで、着想を発展させる練習をします。
    しかし、秋以降は少しずつ問題をやさしくしていき、時間との兼ね合いを考えていきます。最初に時間を制限しないのは、着想を大きく広げるためですが、秋以降は入試が時間を制限される以上、その時間内にどう、確実に点数をとれるかという点に注力していくのです。
    難しい問題はあとでいい。まずは確実に得点できる問題をとる、そういう優先順位をしっかり意識して問題を解いてもらいます。
    このとき重要なのが、いわゆるパターン問題。まあ、いろいろな学校でよく見る標準的な問題という意味で、決して基本問題というわけではありません。
    ただ、その問題のやり方を知っている、考え方の構築がわかっている、ということで、確実に得点できるようにする必要はあるのです。
    私は今までに精選問題ノートを5冊書きましたが、その中で一番最初に出したのが重要問題ノートです。何が重要なのかといえば、このパターン問題だからですね。
    例えば、円柱に三角形の紙を巻く問題。三角形の底辺の長さが円柱の円周の2倍、3倍になることによって紙は重なります。その重なりはどうなるのか?
    もちろん、三角形の相似形で解けばよいのですが、そういうことが予想できる、ということが必要なのです。
    10月の特別授業はそれをもう一度確認してもらうことに意味があると考えて、企画しました。子どもたちも忙しい時期なので、10月は見送ろうと思っていたのですが、今、むしろ整理しておくことの方が大事かもしれないと急遽予定を決めました。たった100題の問題ではありますが、長年中学受験で出されてきたパターン問題なので、ぜひしっかり整理して学習してほしいと思っています。

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第24回 子どもの説明を聞く

    お子さんといっしょに勉強していると、
    「本当にわかっているのかな」
    と思われることがあるでしょう。
    これ、どうなるか、説明してみて?
    私はそういうとき、授業中でもよく子どもたちに説明してもらいます。
    で、このとき大事なことは、とにかく待つこと。
    最後まで子どもたちの説明を聞く。途中でわかっていないなと思った瞬間に、ことばをさえぎらない。
    考えたり、話したりする力は子どもによって差があります。すぐ話したがる子、逆にいったん考えをまとめてから話す子、いろいろです。しかし、そのアウトプットが完全に出てから、もう一度教えなおすなり、説明をするなりしてください。
    子どもに説明をさせるということは非常にいい勉強法です。子どもたちも説明しているうちに、「よくわかっていないかもしれない」ということを「発見できる」可能性が高いのですから。

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第23回 6年生の後半も習い事を続ける

    なんて、ありえないと思われている方が多いかもしれませんね。
    野球やサッカーもぎりぎり夏まで。秋はさすがに勉強しないと・・・。
    まあ、そういう考え方が一般的でしょうけど、私は敢えてそうだとは思いません。子どもの教育にはいろいろな面が必要だと思いますから、単に受験勉強だけというのは決してバランスがいいわけではない。
    確かに受験勉強は大変だし、この秋にやらなければいけないことは、たくさんあるでしょう。すべてを受験勉強に費やしても、時間は足りないかもしれない。
    でも、ここまでやったら合格するという絶対的な量は存在しません。
    したがって、本人がどこまでやれるか、ということなので、前提として習い事やクラブがあったとしても、それはその中でやることもできるわけです。
    もちろん、習い事がいくつもある中で受験勉強を進めるというのは難しいでしょうが、1つぐらいあったとしても気分転換にもなるし、悪いことではないと私は思います。
    最後の3ヶ月ぐらい、つまり11月12月1月は受験勉強につぎ込んでもいいかもしれないが、子どもの教育はバランスも大事だということをやはり頭の中にいれておいてほしいと思うのです。
    例えば学校の修学旅行が秋にある学校もある。その途中で大事な模擬試験が入っている、なんてこともあるでしょう。だから修学旅行を休むという発想は、私は子どもの教育にとっては、決していいことではないと思いますね。
    中学受験は何のためにするのか。子どもに良い教育環境を与えようと思うからでしょう。だとすれば、その過程も教育的であるべきだ、というのは私の考えの基本なのですが。

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