このコツがわからなければ、いわゆる「力学」と呼ばれる範囲はなかなか克服できません。
それはつりあいです。
今、テーブルの上にボールがあります。これが静止しているとしましょう。
このボールはどうして止まっているのでしょうか?
ボールには重さがありますから、テーブルがなければ下に落ちていくでしょう。
しかしテーブルがこのボールの重さを支えているので、ボールは静止しています。
止まっている、静止しているという場合は力がかかっていないのではありません。
つねに、物体には重さがあり、それが地球の中心に向かって引かれます。
しかしそれに反対の力がかかる(この場合はテーブルがボールに向かってボールの重さと同じ力を与えていることになります。)ので、静止するのです。
ある力とある力がつりあえば静止します。
しかし多くの子どもたちは、そのつりあいを意識していません。
だから難しい、と思ってしまうのです。力なんか、大嫌い! そうなってしまうと前に進めません。
そこでこの力のつりあいを分かりやすく解説しました。
この動画教材は力のつりあいを集中して学習します。
テーマは6つ。
(1)ばね・てこ
(2)滑車/輪軸・浮力
(3)ふりこ・斜面の運動
最近の入試問題を分析した上で、特に頻出しているテーマと理解しにくいテーマを選びました。
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(1)ばねは自然長、のびの違いから始まって、ばねの直列つなぎ、並列つなぎ、ばねの重さのかかり方などを詳しく解説した後、最近よく出題されている典型的な入試問題を選んで解説しています。
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てこは、回転力の一致と上下の重さのつりあいの一致をテーマにしています。回転力をつりあわせることは、滑車、輪軸を含め、力のつりあいでは大変大事なテーマですので、詳しく解説しました。
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(2)滑車/輪軸は、特に組み合わせとおもりの移動距離について解説しています。何gのおもりを何cm引っ張ればいいかというのは、仕事量を考えれば簡単に解ける問題ですが、案外不得意にしている生徒が多いので、詳しく解説しています。
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浮力の基本はひとつだけ。「おしのけた液体の重さだけ軽くなる」という点です。そこに着目すれば、浮力の問題はそれほど難しくはありません。入試問題の解説を含め、間違いやすい点を細かく整理しました。
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(3)ふりこは最近頻出するテーマですが、ふりこの周期を変えるのは「ふりこの長さ」だけです。ただ、ふりこの周期が一定であるので、振幅を大きくすれば、最下点でのおもりの速さは変化します。入試問題では、この速さの変化に着目している問題が増えてきています。また頻出するくぎの問題は、詳しく解説しています。
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斜面の運動は、本来中学校の位置エネルギー、運動エネルギーのテーマですが、男子受験校を中心に出題が増えてきているので、今回はテーマとして取り上げました。また物体にぶつけて飛ばす運動も解説しています。
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力のつりあいは、中学校の学習範囲につながる点が多く、どこまで学習すればいいのか、わかりにくい面があります。
- ここでは、入試問題を解くのに必要な効率的な理解を目標に、ポイントに絞って解説しました。
今回はテーマが多いので各テーマのステージは2つ。
- 第1ステージは基本事項の説明と例題
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第2ステージは入試問題に挑戦
各テーマについて、近年出題された入試問題の中から重要問題を選びました。
詳しい解説はDVD、テキストに収められていますので、適宜利用して理解を深めてください。
「入試問題に挑戦」には解答用紙が3回分用意されています。
合格点は80点ですから、それをクリアしたら次の章に進んでください。
教材は
(1)テキスト B5版 112ぺージ(問題数33問)
(2)動画教材3巻(収録時間 (1)62分 (2)51分 (3)37分 合計150分)
です。
テキストは精選問題ノートと同じく、バインダー形式になっています。動画を見ながらテキストの勉強を進めていくので、ページ数の割には学習が早く進みます。
【映像サンプル】
下記はサンプルですが、プレイボタンを押していただくと、再生します。止める場合は、画面内にポイントを合わせてコントローラーを操作してください。
動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
【テキストサンプル】はこちらから
上記は画像です。PDF版はこちらから
偏差値60程度の学校の問題まで収録していますので、短期間にそのレベルの問題まで理解してほしいと思います。
これでわかる力のつりあい(邦学館出版)
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