テストで点数をとるには、やはりコツがあります。入学試験は合格点以上をとれば良い試験です。ところが合格点に達しなければ1点足りなくても50点足りなくても不合格になってしまいます。ですから1点でも多くとる工夫をしなければなりません。そこでテストのコツをご紹介しましょう。1つ目はできるところから先にやることです。多くの人が1番から始めるかもしれませんが、まず全体を眺めて、できそうなところから始めるのです。例えば国語の試験では、漢字や知識の問題から始めるのがいいでしょう。算数は一行問題から始めるといいと思います。短時間に終わって、確実にできそうなところからはじめるのです。これは試験のときに練習していくのがいいでしょう。塾の試験や模擬試験のときに、実行して自分なりの試験の進め方を体得してください。2つ目のコツは、字をていねいに書くことです。入学試験では、みんなができない難しい問題は、できなくても差をつけられることがありません。しかし、みんなができた問題を間違えると確実に差をつけられてしまいます。ですからミスをしてはいけない、ミスの原因はいくつかありますが、その原因の第1位は自分の書いた字を読み間違えることです。別にうまい字を書きなさいといっているわけではありません。誰がみても、これはこの字だとわかる字を書くことが大事です。試験は見てもらうものですから、採点する先生のことを意識して字を書いていかなければならないのです。普段の勉強からていねいに書くように練習してください。
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第19回 秋から成績を伸ばす方法
夏休みが終わり、新学期が始まります。秋は成績を伸ばすチャンスです。夏休みで普段以上に勉強してきましたから、そこで蓄積した力を発揮することができるからです。しかし、夏休み直後の試験は案外成績が悪かったりするのです。。夏休みにがんばった人はがっかりするかもしれませんが、あまり心配しなくても大丈夫です。きちんと夏休みに勉強していれば、力がついていないということはありません。ただ、まだ十分に自分のものになったわけではありませんから、試験を受けてもまだ数字に表れてこないのです。むしろいろいろなことが頭の中に入って、混乱している場合が多いのです。これが次第に整理されていくと、成績は必ず伸びていきます。入学試験では、合格点をとらなければなりませんから、これからは得点力をつけていかなければなりません。そのためにはなるべく多くの問題を解くことです。特に自分の受験する学校を中心に、似た出題傾向の入試問題を解いていきましょう。勉強していくうちに多く出てくる問題は必然、覚えるようになりますから、得点力が上がってきます。またこの過程で、自分の間違いのくせも見つかります。問題の読み違いをしやすいとか、計算ミスをしやすいとか。そういうミスの原因も断ち切ってください。そうすると10月、11月と秋が深まるごとに得点力がついてきます。後半に受験する模擬試験で確実に成績があがっていくことを目標に勉強を進めてください。
第18回 知識の覚え方
中学入試では覚えることがたくさんあります。特に社会や理科の知識問題は入試では確実に得点したいところですから、少しずつ正確に覚えていく必要があります。とはいっても何もかも覚えるというのはなかなか大変です。ですから、まずよく出る範囲をしっかり覚えましょう。幸い塾や出版社が最近の入試問題の中からよく出る知識をまとめていますから、これを利用してください。そしてその中で覚えているもの、覚えていないものに分けていくと良いでしょう。私は最近知識ノートをつくることをすすめています。ノートの左側にはまだ覚えていない知識をなるべく問いの形で書きます。そしてその右側に答えを書きます。例えば宮崎平野を流れる川は?大淀川という形です。範囲も順番も特に決める必要はありません。また重複して書いてもかまいません。繰り返し練習すればいいでしょう。そういう形で整理できたら、あとは徹底的に練習します。問題になっているから、答えを書けばいいのです。1ページごとに答えを書いて、正解と照らし合わせて覚えているかどうかを確認しましょう。また、これは覚えたと思っても忘れてしまうこともあるので、また時期を見て繰り返すようにします。6年生は後半過去問を解く機会が増えるでしょう。入試問題を解いてみて、まだ覚えていないことが見つかったらまた書き加えてください。このノートはみなさん一人ひとりのオリジナルの問題集ですから、入試直前まで何回も練習してほしいと思います。