秋になって、6年生のみなさんはだいぶ力がついてきたのではないでしょうか。ただこの時期から新しい問題集に手を出すのはそろそろやめた方がいいかもしれません。それよりはむしろできなかった問題を大事にした方がいいでしょう。これまでもずいぶんたくさんの問題を解いてきたと思いますが、その問題の復習はちゃんとやっていますか?多くの場合、相変わらずできない問題はできないままになる可能性が大きいのです。それでは、力がつきません。この6年生の秋の学習のポイントはいくつかありますが、その中でも復習は特に大事です。できなかった問題をもう一度やり直すことで、みなさんの力を変えることができるのです。例えば過去問をやれば出題傾向になれたり、苦手な範囲を発見できたりするのですが、それを復習しなければ自分の力を向上させることはできません。入試まで残りの日数はそれほど長くはありません。したがって、今やった問題は入試のときまでお目にかからないかもしれないのです。今きちんとやり直して解ける問題にしておけば、入試でもできるでしょう。しっかり復習したことで、みなさんの合格の可能性があがるわけです。入試が終わって塾の先生に「この問題やったよねえ」といわれて、「え、やったっけ?」ということのないように、しっかり復習してください。新しい問題よりもできなかった問題が大事なのです。