これからの中学受験」カテゴリーアーカイブ

焦らせるのは塾の常套手段?

少子化が進んで、浪人の数も少なくなるし、大学受験の競争率も下がっています。

で、中学受験だって同じこと。本来的に言えば、小学校6年生の人口もどんどん減少しているわけです。ただ、中学受験は受験率が上昇しているので、そんなに大きな影響がないように見えますが、実際はそんなことはない。

明らかにやさしくなっているはずなのです。

大学が定員割れを起こしているように、私立中学でも定員割れを起こしている学校はたくさんあります。

ところが…

どうも、決して受験準備が楽になっているようには見えない。むしろハードさが増している。そのハードさがかえって受験人口をさらに減らしているところもあるような感じがします。

通塾時期も前倒しになっているのです。

これ、おかしいです。

つまり、「そんなことしてたら、合格できませんよ」と焦らされているだけの話。

しかし、「大丈夫、そんなに焦る必要はありません」、という塾はあまりない。だってそうすると、生徒の囲い込みに出遅れてしまうからです。

だから大変さがなくならないのですが、入試後、結構なーんだと思うことは多いのです。

以前、ある校長先生がこんな話をしてくれました。

「近年、うちの学校の合格偏差値はずっと上がり続けています。でもね、入ってくる子どもたちのレベルは下がってるんですよ。」

全体の数が減少するというのは実はそういうことなのです。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
自分の課題に集中する


フリーダムオンライン中学受験チャンネル
2025 芝中学第1回 算数4












英語が出来る子が増えてきて

英語を入試科目にする学校が増えてきました。

英語と算数と国語だけ、とか、英語と算数とか、科目の取り方はいくつかパターンがありますが、これはこれで子どもたちの負担が減って良いことだと思うのです。

実際に大学入試で物を言うのは、英語です。英語は理文関係なくできないといけない科目だから、やはり英語ができる子は大学受験に強い。

したがって、英語を小学生の時からしっかりやって6年生ぐらいですでに英検二級ぐらいになっている子は国内でも出てくるようになりました。

じゃあ、英語ができる子を採れば良いじゃないかというのは、その通りで、だからこれからも帰国枠に関係なく,英語入試を行う学校は増えてくるでしょう。

だから、早くに塾に行くよりも英語、というのはもちろん悪い選択ではありません。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
過去問の記録をつけていくと


オンラインで完結する中学受験 田中貴社中
近くに塾がなくても











授業をしない塾

もともと大学受験の内容を教えられる先生というのは、数が少なかったので、第二次ペビーブームのころから、大学進学を望む生徒の数が増えて、やはり教室を展開したものの、先生が不足するということで考えられたのが衛星予備校でした。

で、授業を動画で配信する、という点では、いろいろな方法ができて、現在はインターネットが主流になり、コロナ禍で、オンライン授業が随分行われるようになりました。

今は大学受験では授業をしない塾がもう1パターンできて、これは動画も使わない。

ただ、市販の教材を組み合わせて、それで勉強をするのですが、ただし、管理をする。進行状況をチェックする。(問題の疑問点は基本的には解説が書いてあるので、それを読めば良いというスタイル)なのです。

だから最近この手の塾が広がったわけですが、衛星予備校のときも、家で勉強すれば良いのに、わざわざ教室に行くの?みたいなことが言われていて、でも高校生の場合はやはり家にあまり帰りたくない?ところはあるので、そういうやり方もあったかもしれない。

小学生の場合は、ただ参考書や問題集だけではなかなかうまくいかないので、こういう塾は今のところ見たことはないが、授業をしない塾はあります。

基本的にはWEBワークスのような動画教材とWEB問題集を使って、子どもが自分で勉強する。

ただ、塾には行く。塾に行くのは、やはり管理してもらうためで、これだとお父さん、お母さんはまあ、一応管理してもらっているので、自分が管理しなくて良いという面がある。

これはこれでひとつのやり方だと思いますし、塾側のメリットとしては先生はたくさん必要ない。個別指導の先生もいらない。

教室に管理者がいれば、別に4教科教えられなくても良いわけで、これだと地元の塾はがんばれるかもしれません。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
もっと簡単にできるようになる方法はないのか?


フリーダムオンライン中学受験チャンネル
2025年 開成中学 算数2