中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

第17回 管理することは知ること

保護者用の「中学受験手帳」の1ページです。1日の欄にお母さんのスペースと、お子さんのスペースがあります。右下はto doをまとめる欄ですね。

私はよく、勉強を教えなくてもいいから、子どもの勉強を管理してくださいとお話します。子どもたちは、できるようになりたい、合格したいと思ってはいても、勉強を計画的に進めたり、弱点を補強したり、あるいは学校別の対策を立てようなどとはあまり考えません。どちらかといえば、「やりなさい」といわれたことをやる子がほとんどなので、「何をやるか」を具体的に決めていくことは大事なことですし、またその進捗状況を知ることもとても大事なのです。

この手帳の企画をもらったとき、お母さんと子どものスケジュールが一覧できることが望ましいとまず思いました。お母さんにはお母さんのスケジュールがある、そして子どもには子どものスケジュールがあります。自分が何をしなければならないかを知るためのツールとして「まいにち目標達成ノート」を作ったわけですが、それをお母さんが持ち歩くわけには行きません。しかも最近は働いているお母さんが多くなりましたから、子どものスケジュールを共有するためには、別のツールが必要なのです。

例えばWEB上に、お子さんのスケジュールとお母さんのスケジュールを載せてしまう方法もあるでしょう。これはgoogle calenderを使うと簡単にできます。

しかし、常にWEBにアクセスできるわけではありません。そういう意味ではやはり手書きの手帳は有効だろうというので、この手帳は作られたわけです。

また季節ごとに考えていったり、やらなければいけない事項があるので、それは私のこれまでの母親講座から新たに稿を起こして、時期にあわせて並べました。

いつからでも使えるようにはなっていますが、いずれにしても、管理するということは知ることなのです。今、子どもがどういう勉強をしているのか、状況はどうなっているのか、整理すること、これがお父さん、お母さんにまずやっていただきたいことだと思います。

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「これでわかる比と相似形」をリリースしました。

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相似形というのは、本来、中学2年で学ぶ内容ですが、中学受験の出題ではかなり高度なものまで含めて出題されています。速さの問題と違い、これは図形が描かれているケースが多く、取り掛かりやすいテーマではあるのですが、やはり難しくなっているという印象を受けます。と同時に、子どもたちにとってはなかなか上達しにくい範囲でもあるでしょう。

基本となる三角形の相似形は2パターンしかありません。これを問題の図形の中でどう見つけていくのか、というのが解法の鍵です。慣れてくれば、補助線を引いたり、相似の三角形を見つけていくことで、問題が解けていくようになるのですが、それまでやはり練習が必要でしょう。

今回のDVDでは他の6年算数受験教室と同じように基礎編と応用編に分けました。基礎編では基本形1と基本形2を理解するとともに、それをどう使うのかを詳しく解説しました。
応用編では近年の入試問題の中から重要と思われる問題をピックアップして、基礎編で学んだ基本形1、基本形2を補助線を使いながら見つけていく方法を解説しています。

相似形はグラフでも使いますし、また凸レンズの光の屈折や影の問題でも使いますから、ぜひ得意になってほしいと思います。

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イベントと勉強

6年生は、イベントが多い時期になりました。
今年は新型インフルエンザもあるので、修学旅行をどうするか、学校も思案のしどころではありますが、運動会もこの時期にやる学校が少なくなく、子どもたちの日常はイベントに対応することが多くなっていると思います。

その結果として、勉強時間を確保できないという悩みがあるでしょう。

宿題や課題が終わらない。朝、勉強させようと思っても、朝練習があって、これも使えない。

だから、イベントに対応させるのをやめようというのは、これはやはりあまり感心できない話です。子どもたちにとって、これらのイベントはやはり大事なものですから、参加させないというのは決して良い判断ではありません。

では、どうするか。

やることをしぼるしかないでしょう。

運動会の練習をすれば、当然疲れます。だから眠い。その分、勉強に集中できない。だから絶対量を減らすしかないのです。
そしてここが大事なことですが、小学生はまだ十分に体力がない。ムリをさせれば、当然身体をこわすということになりかねないのです。睡眠時間も成長期ですから、当然必要なこと。

科目の優先順位、やることの優先順位、しっかり作って、これだけはやりきろうという内容に絞り込んで計画をたててください。

計画は毎週同じではいけません。時期によってやることは当然違うし、優先順位も違いますから、塾の先生やお子さんと相談しながら、学習内容を決めていってほしいと思います。

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