第17回 管理することは知ること

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保護者用の「中学受験手帳」の1ページです。1日の欄にお母さんのスペースと、お子さんのスペースがあります。右下はto doをまとめる欄ですね。

私はよく、勉強を教えなくてもいいから、子どもの勉強を管理してくださいとお話します。子どもたちは、できるようになりたい、合格したいと思ってはいても、勉強を計画的に進めたり、弱点を補強したり、あるいは学校別の対策を立てようなどとはあまり考えません。どちらかといえば、「やりなさい」といわれたことをやる子がほとんどなので、「何をやるか」を具体的に決めていくことは大事なことですし、またその進捗状況を知ることもとても大事なのです。

この手帳の企画をもらったとき、お母さんと子どものスケジュールが一覧できることが望ましいとまず思いました。お母さんにはお母さんのスケジュールがある、そして子どもには子どものスケジュールがあります。自分が何をしなければならないかを知るためのツールとして「まいにち目標達成ノート」を作ったわけですが、それをお母さんが持ち歩くわけには行きません。しかも最近は働いているお母さんが多くなりましたから、子どものスケジュールを共有するためには、別のツールが必要なのです。

例えばWEB上に、お子さんのスケジュールとお母さんのスケジュールを載せてしまう方法もあるでしょう。これはgoogle calenderを使うと簡単にできます。

しかし、常にWEBにアクセスできるわけではありません。そういう意味ではやはり手書きの手帳は有効だろうというので、この手帳は作られたわけです。

また季節ごとに考えていったり、やらなければいけない事項があるので、それは私のこれまでの母親講座から新たに稿を起こして、時期にあわせて並べました。

いつからでも使えるようにはなっていますが、いずれにしても、管理するということは知ることなのです。今、子どもがどういう勉強をしているのか、状況はどうなっているのか、整理すること、これがお父さん、お母さんにまずやっていただきたいことだと思います。

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