中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

「うるせえなあ」

新学年になってお母さんといっしょに勉強を始めた子どもたちがたくさんいると思います。しかし、ああしろ、こうしろといっているうちに、子どもが「うるさいなあ」と言い出すことがあるかもしれませんね。

このことばを聴くと、親は頭に血が上ります。

「だれがこれまで、こんなに苦労して育ててやったと思うの!」まあ、そう思う気持ちもわからんではありませんが、実は教育的にはこれは「お赤飯もの」の「慶事」なのです。

子どもは自分に自信がないうちは、親の言うことを良く聞きます。親の言うことを聞くことが自分を守ることだと本能的に知っているからです。

しかし、自分で経験してできるようになってくると、今度は自分の考え通りにやってみたいという気になってきます。それが第一次反抗期といわれるもので、早い子だと小学校3年生くらいから始まるでしょう。

このとき、無理やり親の言うことを聞かそうというのではなく、微妙に距離感を作ってあげるといいのです。とはいってもすべて自分でできるなどとは思っていません。だから、自信がなくなれば、すぐ擦り寄ってきます。その距離感を上手にとってあげれば、コミュニケーションもできるし、子どもの考えていることもわかるでしょう。

親子関係はかくあるべしみたいな固定観念を持っていると、その点を上手に見極められません。本人が「自分でやりたい」時には自分でやらせてみる、自信がないときはまた近寄ってみる、そういうメリハリをつけてあげるといいでしょう。それがまた本人の自立を促してくれます。

ドジノート

間違えた問題、できなかった問題は大事にしましょう。
できればそれだけを集める工夫をすると学習が大変効率よくなります。

ノートでもカードでもかまいません。
表に問題を、裏に解答、解説を書いてください。

テストをそのまま切り取って貼っても良いし、
コピーして加工してもいいでしょう。

要は、できなかった問題をやり直す機会を定期的に作る
ということです。

子どもは問題を見ながら解きなおし、できるものと
できないものにわけて、できないものだけまたやり直す
という繰り返しをさせてください。

そうすれば、常にできないものだけがアップデートされますから
子どもの得意、不得意分野の傾向などがはっきりして、対策も
しやすくなるでしょう。

週例テスト

新学年が始まって、2週分の週例テストのデータがそろいました。全塾生のデータを見ていて、おやと思うことがありました。

一番上のコースを取っている6年生の男の子の算数と国語のデータが思いのほか悪いのです。

この子は算数もできるし、授業中の発言もしっかりしています。

でも、テストになるとミスを連発したり、実際に国語の文章が読めていないということになるのです。

こういうとき、私は担任の指導員に聞いてみたり、実際に自分で子どもと話をしに行きます。

子どもはというと「やはり問題ですよね」とひとごとのように言います。しかし、これはこの子なりの反省の裏返し。自分で何とかしないといけないとは思いつつ、どうしてこうなるのかわかっていないということなのです。

指導員には、「授業中、文章の意味がとれているかどうか、確認すること」と「算数のプリントでプレッシャーをかけてみる」という2点を頼みました。文意がとれないというのは、多分、ボキャブラリーが不十分であるからだと思うのですが、当然そうでない場合もあります。これは確認してみないとわかりません。

またプレッシャーをかけるというのは「時間内に解かせる」という点を強く意識させて、普段通り解けるかどうかという点を見てみることです。多分、これは当たりだと思っているのですが、普段授業でできてもそこに弱点があれば点数がまとまりません。入試ではこれ以上にプレッシャーがかかるわけですから、実力を出し切れない子である可能性があるわけです。

そうだとすれば、それなりの練習をさせないといけないわけで、データはその辺の兆候を教えてくれるのです。

テストはクラス分けのためにするのではなく、生徒ひとりひとりのデータからその子の取るべき道筋を見つけるためにやるものなのです。

データは見方によってはいろいろなことが出てくるもの。上手に使って指導に厚みを増したいと思います。