中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

春期講習(1)

春期講習がスタートしました。
久しぶりに長時間、じっくりと教えるのはそれなりに疲れるものの、子どもたちの成果が非常によくわかります。
ただ、1つのクラスを見ていても、やはりそれぞれの子どもに得手不得手があり、すぐわかる子もいれば、そうでない子もいる。組分け試験で振り分けたとしても(うちにはありませんが)、当然、子どもの出来には幅があるわけで、本来はそういうものをもっと個別に扱うべきなのだろうと思う一方で、やはり集合授業というのは「できる子」「できない子」が混じっているからおもしろいという面も否定できません。

クラスにいれば、「あいつはすごいなあ」とか「ああいう勉強法を真似してみるか」といった影響も自然出てきます。以前、何度注意しても「字をていねいに書かない」子が、「できる子」と友だちになった瞬間、ノートが変わってましたっけ。これはこれで集合授業の良い面ではあるわけですね。

そうなると、まあ両方の面を見るという意味では6人~10人くらいの規模が一番良いと思われるのです。20人越えるとやっぱり目が回らない。20人は50人でも同じことで、むしろ50人いたほうが活気があっていいかも、などど思いつつ。

しかし、春は子どもによって伸びが違います。すでに志望校も決まり、何とかしようという気持ちがある子は吸収が早い。相変わらずのんびりしている子は、やはり飲み込みものんびりしているものです。まあ、しかしそういう意識が他の子どもたちに出てくると、やはり広がっていくものです。そういう伝播を仕掛けられるのも集合のよいところかと。

電気の飲み込みはめずらしく良かったなあ。

僅差の勝負をどう制すか(3)

問題になるのは、家庭が持つ強制力です。

計算問題はつまらない、だからやりたがらない。これは当たり前の話です。しかし、いやなことでもやらせないと力はつかない、子どものためにはそれをやらせる強制力が家庭に備わっていなければならないのです。

昔はともすれば封建的な流れがありましたから、お父さんが言えばそれで済んだかもしれません。しかし、核家族化が進み、子どもの数が減って、子供たちは非常に大切に育てられてきています。だから、「やりたくないことはやらない」という子が増えているのです。

受験勉強のスタートも親の主導で始まった家庭が少なくないでしょう。したがって、子供たちの中には「やらされている」という感覚が少なくない。本当に受験しなきゃとか、がんばらなきゃと思うのは、受験直前期の話です。しかし、そこから基礎をやったのでは間に合わない。つまり、早くからあまりおもしろくないことでもやらせる力を家庭が持っている必要があるのです。

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僅差の勝負をどう制すか(2)

今回は算数について考えてみましょう。

私が中学受験の範囲を中学2年までといっているのは、小学校の算数では二次方程式、二次関数はでない。関係式でいえば、すべて一次方程式ですむからです。特殊算、速さ、体積、面積、いろいろな形で出題はされるものの、結局は一次の範囲で解いているのです。

例えばつるかめ算。
つるとかめがあわせて10匹います。足の数があわせて32本であるとき、かめは何匹いますか。

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