中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

入学式を終えて

先週、入学式を迎えた学校が多かったようです。
何人かが制服を見せにきてくれ、まあ、制服に着られている子も多く、(大きくなるのが前提ですから、まあ少し大き目を買うというのが当たり前のことなのですが。)つい微笑んでしまいました。

さて、新学期。
新しい子供たちも迎えました。この時期、大事なことは学校のペースも変わるので、もう一度学習のペースを確認することです。

1週間の学習にようやく慣れてきたと思ったら、クラブ活動が始まったり、学校のイベントに借り出されたりということが多くなってきて、ペースが乱れてくるでしょう。ですから、もう一度見直しながら、優先順位を確認していくことです。時間的にできないということが出てくるので、それを上手にコントロールすることが大事です。

優先順位で迷ったら、ぜひ塾の先生と相談してください。私も今月は面接月間です。

春期講習(2)

6年生のこの時期はやはり、いたずらにむずかしいものをやるよりは、しっかり基礎を固める方が良いようです。

今年の春期のカリキュラムと教材はまた作り直しましたが、意識して基本的な内容が含まれる問題を絞って出題しましたので、1つの問題にじっくり取り組んでもらえ、理解も進んでいるようです。

1日6時間のカリキュラムで、いろいろ組み込まれている分、子どもたちは大変です。だから、ここまではわかったという線は引きやすいようにしておきたいと思います。だから理科も、電気と力の釣り合いと水溶液の3テーマにしぼってしまいました。逆に計算問題は、算数の理解にもつながるので、そういう科目のシナジー効果も重要でしょう。

春期講習(1)

春期講習がスタートしました。
久しぶりに長時間、じっくりと教えるのはそれなりに疲れるものの、子どもたちの成果が非常によくわかります。
ただ、1つのクラスを見ていても、やはりそれぞれの子どもに得手不得手があり、すぐわかる子もいれば、そうでない子もいる。組分け試験で振り分けたとしても(うちにはありませんが)、当然、子どもの出来には幅があるわけで、本来はそういうものをもっと個別に扱うべきなのだろうと思う一方で、やはり集合授業というのは「できる子」「できない子」が混じっているからおもしろいという面も否定できません。

クラスにいれば、「あいつはすごいなあ」とか「ああいう勉強法を真似してみるか」といった影響も自然出てきます。以前、何度注意しても「字をていねいに書かない」子が、「できる子」と友だちになった瞬間、ノートが変わってましたっけ。これはこれで集合授業の良い面ではあるわけですね。

そうなると、まあ両方の面を見るという意味では6人~10人くらいの規模が一番良いと思われるのです。20人越えるとやっぱり目が回らない。20人は50人でも同じことで、むしろ50人いたほうが活気があっていいかも、などど思いつつ。

しかし、春は子どもによって伸びが違います。すでに志望校も決まり、何とかしようという気持ちがある子は吸収が早い。相変わらずのんびりしている子は、やはり飲み込みものんびりしているものです。まあ、しかしそういう意識が他の子どもたちに出てくると、やはり広がっていくものです。そういう伝播を仕掛けられるのも集合のよいところかと。

電気の飲み込みはめずらしく良かったなあ。