なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第155回 みんながんばっているから

■ 偏差値というのは、全体の集団での位置を示す数字です。平均が50だけれど、平均の50自体がこの時期は成長している。つまりできるようになっているということです。全体の集団が上に向かって、動き始める。

■ その中で、我が子の偏差値が変わらない、ということでため息をつかれる方が多いでしょう。しかし、みんながんばっているから、偏差値はなかなか上がらない部分があるのです。ただ、力がついていないのか、というとそういうことではない。

■ さらに言えば、入試はその全体の構造の中で受けるのではなく、ある学校を受験する集団の中での競争になります。したがってかなり僅差の勝負になっている。合格偏差値が55だったら、その周辺の子どもたちがたくさん受験することは間違いないわけで、したがって受験層の中で大きな差はついていません。

■ だから我が子の偏差値が上がらない、ということと、子どもの力がついていない、というのは同じではないということです。ここはぜひ認識してもらいたいと思います。

■ 子どもたちは結構がんばっているし、それなりにできるようになっています。例えば1年前と比べたら、本当にいろいろなことを知っているし、できるようになっているのではないですか?だからその部分をまず認めてあげることが大事です。さらに言えば、偏差値が多少上下しようが、全体の集団が上に向かっているのだから、そう心配することでもない。

■ みんな、がんばっていますから・・・。

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第154回 緊張感に立ち向かう力

■ 模擬試験は会場を変えれば、全く知らない子どもたちといっしょに試験を受けるようにすることができるでしょう。これは大事なことだと思います。

■ 模擬試験の会場を選ぶにあたって、受験する学校が会場になっている場合はその学校をお薦めしていますが、しかしすべての学校が模擬試験の会場となっているわけではない。それでも、やはり知らない子どもたちの間で、自分の力を発揮する、というような練習はしておくべきでしょう。あまり遠くなっても問題だけれど、できるならば多少自宅からは離れた場所を考えてもいいかもしれません。

■ 模擬試験は入試とは違います。違いますが、しかし、まあ似たような雰囲気を作り出すことはできます。別にお試し受験をしなくとも、模擬試験を知らない子どもたちの間で受けていればそれなりの練習にはなるでしょう。同じ教室の同じ仲間の中で受ける試験というのは、もはや日常化してしまったことだから、あまり緊張感を生まないものです。

■ この緊張感の中で、プレッシャーが出てきて自分の力が出せないという場合もあるでしょう。だから練習するべきなのです。

■ あまり回数をたくさん受けると模擬試験も日常化してしまって緊張感を生まなくなります。ただ適度に間を空けて緊張感が続く中で、模擬試験を受けるようにすれば、その緊張感に立ち向かう力もまた生まれてくるでしょう。

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第153回 やる気を起こすには

■ やる気が起きるようになるには3つのステップが必要になると思います。

■ まず、ひとつは具体的な目標。6年生もこの時期になれば、やはりこの学校に入りたいというのが、一番でしょうが、4年生や5年生はまだ、そこまでピンとくることはないかもしれない。ということは、漠然とどこか中学に行くために、ということになるわけで、これでは具体性が乏しいでしょう。

■ 具体的にするためには、学校名を絞ると言うことも考えられるし、あるいは目先の目標を作ることもありえる。例えばそれぞれの学年である実力テストで、ある点数をとると言うようなこともひとつの目標となりうるでしょう。

■ その次に必要なことはその目標を達成するための具体的な方法です。定量的に考えれば○○という勉強を△△時間やるという決め方もありますが、これだとその勉強が本当に力になったのか、ということが今ひとつわかりにくい。それに2時間勉強した、といっても集中していない2時間、漫画もちらちら読んでいた2時間でも一応2時間にはなるわけで、これだとやはりピンとこない。

■ 一番なのはその成果が明確にわかるもの。例えば決められた漢字を覚えるとか、算数の問題を解いて正解率がこのくらいになる、というような結果が明確にみえるものを定めることでしょう。そして3つ目のステップが、できたら思いっきり褒めることです。ご褒美を考えてもいいかもしれない。なぜ褒めるのが大事なのか。目標をクリアしたのだ、ということを明確に意識させるためです。その結果として、子どもたちには自信ができる。「自分でもこういう目標がクリアできるんだ」という実績があるわけだから、その数が少しずつ増えていけばいいのです。

■ 問題なのはその具体的な目標も方法も決めず、「勉強しなさい」「マンガなんか読んじゃダメ」と制約すること。ねえ、そんなんじゃ、やる気にはならないでしょう?

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