算数、応用問題の頻出テーマ

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算数の入試傾向で見ると、3つの形式が考えられます。

1つは単問形式

標準的な問題を50分程度の試験時間に10問程度配置する。問題は基本問題から標準的な問題までに限り、基礎力がついているかを中心に学力を問います。比較的問題はやさしいから、ミスをすると点数が伸び悩むという場合があるでしょう。

もうひとつは記述形式

標準的な問題は、あまり出ず、応用問題ばかりを4題ぐらい配置する。一般に男子の上位校に見られますが、解答が記述式なので途中も採点の対象になる。だから部分点が採点されて、多少なりとも点数のばらつきが出るように配慮します。

最後はこの複合形式。

すなわち、前半は標準的な問題。後半の2問から3問が応用問題。前半の標準的な問題はそつなく解いて、後半は半分ぐらい解答できれば合格ライン、というような感じになるでしょうか。

で、この後半の応用問題のテーマが最近だいたい決まってきているように思えます。

調べてみると、一番目立つのが速さ。次が図形。これは平面、立体を含めてでしょう。特に2013年は容積とグラフの問題が多くの学校で出題されましたが、これは来年も続くような感じがします。この2つがやはり抜きんでて多い。その後に規則性や数の性質、場合の数が出てきますが、頻度で言えばやはり速さと図形が多い。

したがって、応用問題を克服するにあたり、まずやらなければいけないのはこの2つのテーマになります。

速さについては最近、条件が複雑になっている問題が多い。流れている川の上で、荷物を落っことしてみたり、動く歩道の上を歩いてみたり、観覧車を横に眺めてみたり、まあ、いろいろ考えられていますが、まず大事なのはしっかりその条件を読み取ることにあります。

読み取ってグラフを起こしてみたり、図に描いてみたりしながら、ヒントを探る。そういう過程を練習していかないと、ただ旅人算のパターンを繰り返したところでなかなかできません。

図形も最近は、切ってはったり、立体を切断したり、まあ、いろいろあるので、すべてのパターンを網羅する、みたいな勉強は避けた方が良いでしょう。問題の本質をとらえて、その場で考えられる力を養う、といく目標にしないといくらでもパターンは増えるからきりがない。だから図形も自分で図を描いて、その場でしっかり考える練習をするべきです。

9月、10月に応用問題の練習をする場合は、この2つのテーマにしぼると、結構、得点力が増していきます。やはり良く出るものをしっかりやる、のが効率が良いので受検する学校の過去問をしっかり調べて、対策をしていきましょう。

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