第18回 帰国子女

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■今週は、帰国子女の入試が始まります。

■エルフィーはタイのバンコクに提携塾NOAHがあるので、1年前から準備をしている子もいれば、この時期に帰って受験する子もいます。今年は直前受験組はいませんが、逆にバンコク以外からの受験生もいて、話をしているとなかなか国際色豊かです。

■帰国子女の入試は12月から始まるので、すでに合格を決めた生徒もいます。中学受験で帰国子女枠が生まれたのはおよそ20年前で、それまで帰国子女には何のメリットもありませんでした。

■しかし、少しずつ帰国枠を各校に作ってもらう運動が功を奏して、帰国生の受け入れが始まりました。現地校に行っている生徒の場合、アドバンテージは英語。(インターの生徒もそうでしょう。)したがって「大学受験では力を発揮しますよ。」と各校をくどいて回ったこともあります。

■海外に駐在する日本人が増えるにつれ、現地に日本人学校ができていきました。ニューヨークのグリニッジにあった日本人学校など大変すばらしい環境でした。その結果として「外国語があまり得意ではない」帰国子女が増えていきました。したがって大学入試でのメリットはあまりありませんが、しかし、彼らが育ってきた環境がまた学校に新たな影響を与えるというので、制度は続けられています。

■NOAHのスタッフは、この時期バンコクと日本を何回か往復します。バンコクでは子どもたちの授業がありますが、一方で帰国生の受験は行われているのでなかなか大変ですが久しぶりに見る先生の顔にどの子も勇気付けられるようです。

■そういう意味ではエルフィーの授業も国際色?豊かになってきました。今年の用賀の学校別はバンコク組対ニューヨーク組対日本組の対戦でなかなか盛り上がりました。そういう意識の中からまた自分たちの意欲を子どもたちは引き出しているようです。日本チームというのはもちろん日本で育った子どもたちのことですが。

■一足早い受験ですが、みんな、ぜひがんばってもらいたいと思います。

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