週例テストと月例テスト

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今から15年ぐらい前は、中学受験は週例テストが中心でした。

しかし、毎週試験があるのは、負担が多い、というので、今は月例テストが主流になっていると思います。カリキュラムは前倒しされて、受験の競争が厳しいからということで早期に受験を始めるようにはなってきたものの、週例テストをやる塾はあまり多くはない。

これはひとつにはカリキュラムが塾ごとに決まって、いわゆるカリキュラムテストが塾内で完結することになってきたのにも原因があります。

今の月例テストというのは、カリキュラム上4週、ないし5週に1度、総合回が設けられてそこで過去数回のカリキュラムをまとめてテストします。だから、授業内にテストが行われています。つまり算数の授業中には算数のテストをする、みたいなやり方が行われます。あるいはその週だけ通塾日を変えずに試験時間割が実施される場合もあるでしょう。いずれにしても通っている塾で行えます。

しかし、毎週テストをするとなると、別にテスト日を設けないといけない。かつ、4年生から6年生まで一斉に試験が行われることになるから、会場も考えないといけない。塾の校舎だけでは完結できない可能性がある。だから月例で良い、という話になっているのです。

受験の競争が厳しいのであれば、毎週チェックした方が確実性は増すに違いない。しかし、それは塾の経営上負担が大きいので、見送られている、という面があるのです。

その分、月例テストに対してはかなり重きを置かないといけないから、組み分けという制度が導入され、席も成績で決めている部分があります。しかし、それは家庭に過度なストレスを作っている可能性もあります。

昔は毎週テストがあったが、組み分けは3か月に1度、ぐらいになっていたように思います。これはある意味、一発勝負に備える部分がありました。入試は一発勝負ですから、この一発勝負に備えるために3カ月は準備して、ということで調整できる期間は長かった。その分、毎週チェックをして、できないところを強化する余裕が実はあったのです。

つまり週例テストは決して悪いやり方ではない。むしろここまで月例の組み分けにストレスがかかるくらいなら、週例でやるのもひとつの手ではなかろうかと思います。

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