第36回 海外の塾

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■最近、海外の塾の関係者と続けてお話する機会に恵まれました。日本人を対象にした塾は実は日本だけでなく、世界中に広がっています。もちろん、ある程度の数の日本人が住んでおられる地域でなければなかなか成り立たないのでしょうが、中学受験熱がまた上がってきて海外でも多くの生徒を集めている塾があるそうです。

■私が帰国子女の仕事に携わったのは今からもう20年近く前のことになります。そのころは海外にはほとんど塾はありませんでした。したがって海外から中学受験の準備をするとなると大変で、ほとんどが通信教育になってしまいます。これから海外に赴任される方とずいぶんお話をして、もっていく参考書や問題集のアドバイスをしたものです。

■しかし、今はだいぶ状態が改善されました。インターネットの普及で各学校の情報は簡単に手に入るようになりましたし、通信教育や参考書、問題集も海外から簡単に注文することができます。また塾も海外にできましたから、実際に帰国した後の準備も海外在住中からできるようになりました。

■私が帰国子女の相談を受け始めたころは、私立中学に海外子女枠というのもほとんどありませんでした。そこでいろいろな学校を訪ねて、帰国子女を入学させてほしいというお願いをよくしたものです。今ではずいぶんたくさんの学校が帰国子女枠を作って私学に迎えてくれるようになったので、これも大分進歩したと思います。

■とはいっても、もちろん国内にいるほど便利ではありません。ただ、私はせっかく海外にいるのだから、その分日本ではできない経験がたくさんあると思うので、あまり塾や進学にこだわりすぎない方がいいのではないかと思っています。

■来月、海外の塾のひとつにお話に行く機会を得たので、海外にいらっしゃる皆さんのお話を伺う良いチャンスだと楽しみにしています。帰国子女に関する情報はあまり、サイトで扱わなかったのでこれからはもう少し、この面でも充実させていきたいなと考えているところです。

(平成17年3月27日)

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