■久しぶりに子供たちがやっているゲームを見せてもらいました。正直、感嘆の一語。画像もきれいだし、見事に動くし、ストーリーも組み立てられているし。それにハンディーなゲーム機もあるから、どこでもできるし。
■以前の塾では6年生にはゲーム禁止令を出していました。本当のことをいうと、あまり禁止令の類は出したくないのですが、ゲームは時間を忘れて夢中になりやすいので、子どもたちの不評は承知で毎年6月1日から禁止令になるのです。
■最初のうちは、不平、不満の嵐。保護者のみなさんにも伝えてありますから、当然、家ではできない。したがって友達の家に行ってやらせてもらう隠れゲーム族や、ハンディーゲーム機を使って外で楽しむアウトドア派などが出てきます。
■その一方で従順にゲームをやめてしまう子どもたちもいます。そうすると、「え、まだやってるの?それじゃ、だめだなあ」なんて会話が出てきて、隠れゲーム族の危機感が出てきます。(教える側がいってもだめなのに、子供同志の会話ではなかなか影響力が強いのです。)
■そのうち、一人、また一人とゲームから足を洗い、勉強するようになります。とはいっても最後まで隠れゲーム族をやる子どもたちも当然いました。入試が終わって「実はやってたんだ」と白状した子供たちはたくさんいます。ただ、さすがに表立ってはできないので以前に比べて格段に遊ぶ時間は減っているでしょう。それで、禁止令の効果は十分なのですが。
■本来は、自分でコントロールすることができるようになってほしいのですが、実際に今のゲームは魅力がいっぱいで、なかなか難しいでしょう。やはり、禁止令の類も必要なのかもしれませんね。.
(平成17年2月24日)