同じ4教科校であって、配点は各校それぞれに特徴があります。
意外に4教科全部均等配点という学校は多くない。
開成は算数国語が85点、理科社会が70点。
麻布は算数国語が60点、理科社会が40点。
駒場東邦は算数国語が120点、理科社会が80点。
武蔵は算数国語が100点、理科社会が60点。
桜蔭は算数国語が100点、理科社会が60点。
女子学院は算数国語理科社会均等配点で100点。
雙葉は算数国語が100点、理科社会が50点。
とトップ校を見ても、均等配点は女子学院だけで、あとは微妙に配点が違います。
やはり算数と国語の比重の方が理科社会よりは高いので、算数、国語の力がある程度合否に関わる部分が大きいということになるでしょうか。
一般に算数の得点が合否を決める要因としては一番大きいと言われますが、算数さえできればいい、というわけでは当然ありません。ある程度バランスがとれていることが望ましいし、どれか1教科弱点になっているのはあまり好ましくはない。
ただなかなかそうバランスが常にとれるようにするのは難しいから、まず算数を伸ばし、その後、理科社会を追いかける、というようなやり方になるのが普通でしょうし、途中、多少バランスが崩れていても問題はありません。
むしろあまり、そういうバランスに気を取られて、時期に合った勉強ができないことの方が問題でしょう。例えば社会については、やはり後半、追い込んでいった方が良いと思うのです。忘れる心配が少なくなるし、覚えれば確実に点数が伸びるので、できるようになっているなあ、という手ごたえを感じられ、気持ちも前向きになります。
一方、国語は短期間集中して勉強したからと言って突然できるようにはならない。やはり継続して読解の練習をしたり、漢字を覚えたりということが積み重なって力がつく部分があります。
傾斜配点には、その学校の考えが色濃く反映されているわけで、例えば女子学院はやはり4教科のバランスの良い子が合格しやすいだろうし、雙葉は算数国語で合否が決まる可能性が強いわけですから、対策も自ずと変わってこないといけない。
志望校が決まったら、配点も考慮に入れながら対策を考えていきましょう。
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