立体の切断に関する問題

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2009年海城中学の問題です。


図のような直方体ABCD-EFGHがあり、AB=4cm、AD=6cm、BF=5cmです。点P、Qはそれぞれ辺FG、GH上にあり、FP=2cm、GQ=2cmです。

(1)この直方体を、3つの点A、P、Qを通る平面できるとき、切り口を解答用紙の展開図に書きこみなさい。

(2)3つの点A、P、Qを通る平面とEG、CEが交わる点をそれぞれR、Sとします。

1 ERの長さとRGの長さの比を最も簡単な整数の比で求めなさい。
2 ESの長さとSCの長さの比を最も簡単な整数の比で求めなさい。


まず平面を描いてみましょう。描き方としてはPQを延長して、EFの延長線との交点をI、EHの延長線との交点をJとします。
次にAとI、AとJをつなげば下図のように、平面が見えるでしょう。

このとき三角すいAEIJと三角すいLFIPと三角すいKHQJは相似になります。

QはGHの中点になるので、三角形PQGと三角形GHJは合同の三角形になりますから、HJ=4cm、

三角形ADKと三角形KHJも相似。
相似比は6:4=3:2になるので、DH=5cmよりKH=2cm

したがって三角すいはAE:EI:EJ=1:1:2になるので、
LF=1cm、FI=1cmになります。あとは展開図に書きこみましょう。

次に(2)です。RとSの位置を図にいれてみましょう。

この図で、三角形RPGと三角形ERJは相似ですから、ER:RG=6+4:4=5:2

したがってER:RG=5:2になります。

するとACは図のように【7】になるので、三角形ASCと三角形ESRの相似から
ES:SC=5:7になります。

(答え)1 ER:RG=5:2 2 ES:SC=5:7

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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