2011 海城中学の問題。
すべての辺の長さが1cmの三角すいAがあります。
図のようにすべての辺の長さが2㎝の三角すいから、Aと同じ形の立体を4つ切り取ってできる立体をBとします。
(1)立体Bの体積は、三角すいAの体積の何倍ですか。
(2)三角すいAと立体Bをすきまなく並べて、図のようなすべての辺の長さが3㎝の三角すいを作りました。3段目(一番下の段)には三角すいAと立体Bがそれぞれ何個ずつありますか。
(3)三角すいAと立体Bをすきまなく並べて、図のようなすべての辺の長さが6㎝の三角すいを作りました。三角すいAと立体Bはそれぞれ何個ずつありますか。
(1)Aの体積を【1】とすると、1辺2cmの三角すいは2×2×2=【8】になります。
Bの体積は【8】から【1】を4つ分取り除くのですから【4】したがって4倍になります。
(答え)4倍
(2)
2段目までの体積は2×2×2=【8】 3段目までの体積は3×3×3=【27】
したがって27-8=19個分になっていなければなりません。
3段目の一番下の面は
のようになっています。
Bは3個ありますから、体積は4×3=12
したがって19-12=7個がAになります。
上の底面の図でみるとAは6個しかないように見えますが、これがミスのもとになりそうです。
Bを3つ並べるときに間に上下がひっくり返ったAが1個分入ることになります。
(答え)A 7個 B 3個
(3)1辺が6㎝の三角すいの体積は6×6×6=【216】です。
一番したの面は図のようになっていますので
Bは1→3→6→10→15 となっていますので、全部で35個
体積は【4】×35=【140】 Aの体積は【216】-【140】=【76】よりAは76個
(答え)A 76個 B 35個
体積で考えろ、と言ってくれているようなものなので比較的解きやすかったのではないかと思いますが、底面をていねいに書いてしまうとミスをせずにすむでしょう。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
やる問題は減らしてもいいから、じっくり考える
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7月10日の問題
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