実力テスト、クラス分けテスト

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7月になりました。

今月は、夏前の実力テスト、クラス分けテストなどが各塾で行われます。

これらのデータは、重要なデータのひとつになります。現状、何ができて、何ができないかという問題です。

クラス分けなどといわれると、これが1学期最後だからとか、夏休みのクラスが決まってしまうからというので気合が入ってしまうかもしれませんが、むしろ冷静に考えてください。この試験は入試ではありませんから。

夏前のテストは現状を把握するために受験すべきなのです。
合格可能性も大きな問題ではありません。志望校が決まっているのであれば、そこに合格するためにあと何点とれればいいのかという目安がきまるだけです。

その結果を、どう夏休みに生かすかということが大事なのです。しかもこういう試験は1種類ですから、すべての学校の入試傾向にあてはまるかどうか、わかりません。例えば記述式出題が多い学校の判定を「すべて選択式」の問題で判定するのは無理があります。だから、できない問題や範囲があっても、「出題傾向にない」分野であれば勉強する項目からはずしてかまいません。

逆によく出題されている分野で、今回の試験でも良くできなければこれはやはり力をいれなければならないでしょう。

先日他塾のお母さんと夏休みの過ごし方についてお話しました。

その塾では夏休みに相当の宿題とプリントが出るそうなのですが、だれもが全部それをやらない、のだそうです。いや、量が多すぎて実際にやれないとか。優先順位を決めてくれないのですか?と伺うと「いや、できなければいいです。」という話になるだけでということでした。

となれば、家庭で優先順位を決めなければなりませんねということで、お子さんのデータと志望校の傾向からいくつか大事な分野をアドバイスしました。

結局、今の子どもたちはたくさんの問題を与えられます。ほとんどが入試問題であることが多く、その他暗記用のプリント、知識整理のプリントなどがあるでしょう。何が必要なのかは、子どもたちの目標や現状によって当然異なります。だから一人一人に具体的な方法が必要になるわけです。

問題はそのコーチングを誰がやるか?ということになります。

私は保護者の方と塾の先生が相談して決めていくことが大事だと思います。ですから夏前には必ず塾の先生と具体的な学習法についてぜひ相談してください。

また試験の結果が出た後や、夏休みの途中でも相談してみることは大事です。半分日程を終えたが、途中経過がどうなのか、指導されている先生に話を聞いてみてください。「できるようになった」のに相変わらず「できない」と思っている場合もありますから、要注意です。

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