グラフを読み取る

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太郎君と花子さんが家から駅まで歩きます。花子さんの家は太郎君が駅に向かう途中にあり、太郎君の家と花子さんの家は285m離れています。

太郎君と花子さんの歩く速さの比は7:5で、花子さんが家を出発し、遅れて太郎君が家を出発しましたが、太郎君が先に駅に着きました。

下の図は、太郎君と花子さんのへだたり(距離)と時間のようすをグラフに表したものです。このとき、次の各問いに答えなさい。

(1)花子さんの歩く速さは、毎分何mですか。

(2)太郎君の家から駅までの道のりは何mですか。


2011年明大明治の問題です。花子さんの家が駅に近く、しかも花子さんが先に出発しましたから、二人の間の距離は最初285mあったものが、広がって510mまでになりました。

この時点で、太郎君が出発します。

そして花子さんが出発して20分後に太郎君が花子さんを追い越したので、ここで二人の距離が0になります。

その後、太郎君と花子さんの距離は200mまで広がりますが、この時点で太郎君は駅に着きました。

再び二人の距離が0になったのは花子さんが駅についたときだということになります。

ということを読み取った上で、2人の速さを太郎君は【7】、花子さんは【5】とすると、最初は【5】の速さで差が広がり、その後【2】の速さで差がつまります。

最初に差が広がった距離は510ー285=225m
そのあと差がつまった距離は510m
ですからその比は225:510=45:102=15:34
それを【5】と【2】で動くわけですから、かかる時間の比は
15/5:34/2=3:17 これの合計がちょうど20分なので、太郎君が出発したのは花子さんが出発してから3分後とわかります。

そうすると225mを花子さんは3分でいくので花子さんの分速は
225÷3=75m
です。

太郎君の速さは75×7/5=105m

追いついてから200m離れるのに、200÷(105-75)=20/3分かかります。

ということは太郎君は20-3+20/3=71/3分 家から駅までかかるので

105×71/3=2485m

が太郎君の家から駅までの距離になります。

(答え)(1)分速75m (2)2485m

間の距離をグラフにする問題は良く出題されます。グラフが折れ曲がる点が一体何を示しているのか、問題文を読みながらしっかり定めていく練習をしていきましょう。

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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