人は悲観的になりやすい

成績を見て、「これは合格しないかなあ」と考えるのは、ある意味では簡単なことです。良くない結果が出れば、この先も難しいように思えてくる。そう思い始めると、親も子どももそのムードに浸りやすくなります。人は、それだけ悲観的になりやすいのです。

しかし、受験はそこで終わったわけではありません。「もう無理かもしれない」と思い続けても、今の状態は変わらない。必要なのは、根拠もなく大丈夫だと言うことではなく、ここからひっくり返すという意志を持つことです。

保護者も、成績を見れば心配になるでしょう。ただ、心配をそのまま子どもに向けても、話は先へ進みません。考えるべきなのは、悲観する理由を並べることではなく、具体的に何を変えるかです。親子で話すなら、「これから何を変える?」というところから始めればよいと思います。

「もっとがんばろう」だけでは足りません。何をがんばるのかを決めないまま力を入れようとしても、それもまたムードで終わります。あれもこれもと広げず、いま変えることを一つはっきりさせる。そして決めたことを実行し、その結果から次の課題を見つけるのです。

これを最後まで続けることです。成績を見て落ち込むことはあるでしょう。それでも、そこで長く立ち止まらない。何を変えるかを決め、実際にやる。悲観的なムードをひっくり返すのは、その意志です。