消しゴムを使うのを、一度待て

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「あ、違う!」

算数の問題を解いていたときのこと、子どもがこう叫びました。
自分の間違いに気が付いたのだろう。たぶん、やり方はわかっていたはずなのに。

で、その子の行動を見ていたら、一気に全部消し始めた。消しゴムで。

「ちょっと待った!」
と私は声をかけました。
「なに?」
「なんで、全部消しちゃうの?」
「だって、間違ったんだもん」
「間違ったところだけ、消せばいいじゃん?」
「あ、そうね。」

こういう子は結構多いのです。
消しゴムは大変便利な道具だから、つい使っちゃう。間違えたと思ったら、全部消してやり直せる。その分時間をロスするのです。

考え方がわかっているなら、そこだけ直せばいい。もちろん、根本的に間違っているなら、消してもかまわないのだが、

間違えた→消す

ではなく、

間違えた→どこを直すか→消す

というステップにしていければ、時間は効率よく使える場合があります。

お子さんが問題を解く様子を、ぜひごらんになってみてください。案外無駄な動きは多いものです。

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