第534回 「過去問をやってください」と学校の先生が言うわけ

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■ 学校の先生に、「御校の対策はどうすればいいですか?」と聞くと、ほぼ一様に「過去問をやってください」という話になります。

■ まあ、それはそう言うしかないかなあ、と思うのです。それ以外に学校が提供している教材はないのですから。

■ 逆に言えば、そこに学校のメッセージがあるのです。

■ 中学受験はすべて独自入試ですから、その学校が欲しいと思う人材を試す仕組みが入試問題に組み込まれています。

■ 例えばレポートの多い学校は「記述力のない子は苦労する」という観点から記述の問題を出すだろうし、生物に力を入れている学校は「生物が嫌いな子はとらない方が良いだろう」と思うから生物の問題を出す。

■ そういうメッセージを読み取って、それに見合う力を培っていかないと、入学した後に結構大変だったりするのです。だから、やはり過去問を研究しましょう。それがまず優先すべき課題です。


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