中学受験塾のカリキュラムで見ると、5年生の後半から6年生の前半にかけて理科の計算分野の学習が続くでしょう。
水溶液、電気、力学。毎週、毎週難しいな、と思える範囲が続くのは、すべて算数との兼ね合いによるものです。
濃度計算も算数の割合がわかっていないといけない。力や電気は比を使いたい。
ところが算数でまだ十分に習っていない、ということになると当然、理科では扱えない。したがって受験カリキュラムはどうしても5年生前半は知識になることが多く、逆に後半は計算が多くなるという構造になるのです。
しかし、知識は覚えても、しばらく間が空いていると忘れてしまう。
結局覚えなおさなければなりません。だから5年生の前半の知識部分については、ある程度目をつぶってもかまわない。
もちろん覚えておかないと組分けテストなどには対応できないでしょうが、だからといって余り時間をかけすぎてもいけない。むしろ理科は計算分野の勉強が終わってからが、本番です。
5年生の前半はゆったり構えて、算数や国語の方に時間を割くと良いでしょう。逆に理科計算が始まったら、これでようやく受験本番。
しっかり力を入れていきましょう。
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