公立一貫対策は私立対策とは別?

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今年も公立一貫校の人気は高かったようです。

小石川 7.3倍 
白鴎高等学校附属中学校 約8倍
都立両国高等学校附属中学校 7.7倍
など軒並み高倍率でした。

小石川(定員155名)の合格者を見ると
日能研 35名
SAPIX 29名
栄光ゼミナール 28名
早稲田アカデミー 12名

という状況のようです。

栄光ゼミナールは中高一貫コースがあるようですが、どの塾も私立受験塾でもあるので、やはり私立掛け持ちという受験生の合格者が多かったのではないか、と私は考えています。

実際にPISA型入試とはいいながら、やはり考える力、表現する力というのが検査されているので、私立中学受験の勉強がマイナスになることはないでしょう。

公立一貫の受験日は2月3日です。2月3日といえば、これまで国立中高一貫の一斉試験日でしたが、ここに都立一貫が加わったと考えれば良いのではないかと思います。

公立一貫だけを受験したいという方も増えているでしょう。これは専門の塾があるようですし、専門のコースもあるようですが、学力を鍛えるという意味では私立の受験も同じです。

確かに試験内容は違いますが、算数が難しくはなく、資料読解が大変で、作文も必要、面接もあり、という入試なのではないかと思うのです。

もちろん、そういう受験に慣れておく、あるいは学校別対策をする、ということは非常に有意義だと思います。むしろ学力検査だから、準備は要らない、と考えるのは不合理で、それなりにしっかり学力を鍛えていかないとやはり合格は難しい。その意味では私立受験とは別、と考えない方が良いのではないかと思っています。

倍率は増えているものの、本当に合格を狙っているのか?と疑問に思える受験生も多いというお話を聞きました。

受検である以上、しっかり狙う、という意味で、私立となんら変わりはない、と考えていかなければならないでしょう。平均7倍という倍率を突破する、ということが目標でなければいけないのですから。

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